主催者の中川ケイジさんにお話を伺いました
今回のアワードの主催「日本ふんどし協会」の会長であり、ふんどしブランド「
SHAREFUN(しゃれふん)」のオーナーでもある中川ケイジさんに、お話を伺いました。
1976年 兵庫県生まれ。大学卒業後に美容師に。その後サラリーマンとなったが鬱病を患う。その時たまたま出会った「ふんどし」の快適さに感動!「ふんどしを普及させねば」と強い使命感から、ふんどし普及のための機関(社)日本ふんどし協会設立。2月14日を「ふんどしの日」と制定し「ベストフンドシスト」を発表するなど、TVや新聞など多くのメディアで取り上げられる。
中川さんは、なぜ「ふんどし」の普及活動に力を入れているのですか?
優れた機能があるにも関わらず、今の世の中の「ふんどし」のイメージは「男気」「恥ずかしい」など決して親しみやすいものではないですよね。
たしかに、どこか「古いもの」「恥ずかしいもの」のようなイメージがあります。
そうですよね。 そもそも「ふんどし=恥ずかしい」と思うようになったのは文明開化の時代。洋服の登場により「ふんどしは下品でみっともない」といった風潮がだんだんと芽生えはじめました。
ふんどし姿の大工さんなど、昔の墨絵を見たことがあります。
もともと露出していても恥ずかしくなかったふんどしやおしりが、徐々に露出するのは恥ずかしいものというイメージになり、敗戦後、日本人のライフスタイルは急速にアメリカンナイズされていき、下着も「パンツ」に変わっていきました。
明治維新と敗戦によって「ふんどし」は淘汰されてしまったのですね。
そうです。でも、ふんどしが本来持っている効果は、世界中で叫ばれている「エコ」「ロハス」「健康志向」など持続可能性社会のイメージにも通じていて、むしろ誇るべき文化であると思います。
ふんどしには健康効果もあるんですか?
たとえば「寝るときだけふんどし」はからだによいとされています。ふんどしを着用することで、体内で熱を産生しようとする力が高まり、その結果、内蔵の働きが活発になって血行の流れが良くなるとも言われています。
先ほどの授賞者にも女性の方がいらっしゃいましたが、女性人気はいかがでしょう。
冷えとりやむくみ解消など期待できることから、女性人気は年々高まっていますね。初めての方にはビキニのようなかたちをした「もっこふんどし」がおすすめです。
これならチャレンジしやすそうです。それにしても、せっかく良い機能を持ち合わせているのにあまり知られていなくてもったいないですね…。
そう!!そうなんです!!! だから、わたしたちが目指しているのは「2020年1億2000万人総ふんどし化計画」です。
東京オリンピックに向けて、ですね。
はい。ふんどしの魅力を楽しく世の中に伝えていくことで、日本人全員が1人1枚はふんどしを持っている、そんな時代を目指したいです。たとえば海外の方へはこんな動画でPRを展開して行こうと考えています。
もしかすると日本人よりも海外の方の方が先入観が少なく、手に取りやすい気がします。
もちろん日本人の方にも使ってもらいたいのですが、いきなり使え!というのはちょっと勇気がいりますよね。
まず身近なところから「もっこふんどし」を夜だけ着用してみたり、2月14日のふんどしの日をきっかけに、カップルやご家族のセットでご購入されたり、プレゼントしてみてはいかがでしょう。
なるほど。今日1日だけで、ふんどしのイメージがかなり変わりました!中川さん、ありがとうございました。
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