アパレルECにおすすめのECカートは?必要な9つの機能と目的別おすすめサービスを解説
「服のネット販売を始めてみたい」「実店舗とは別の販路をつくりたい」「今のネットショップでは在庫や予約の管理が追いつかない」。そうした理由からアパレルECにおすすめのECカートを探し始めたものの、サービスが多く、どれを選べばよいか迷っていませんか。
アパレルECでは、色・サイズ別の在庫管理、サイズ表の掲載、新作の予約受付などの機能が備わっているかどうかで運営のしやすさが変わります。アパレル販売のECカートに必要な機能は、自社ブランド・セレクトショップ・古着といった扱う商品や、予約販売・実店舗の有無によっても異なります。その機能が最初から使えるのか、拡張機能で追加するのかで、かかる費用も変わってくるでしょう。
そこでこの記事では、アパレルECのカートで確認したい9つの機能と、目的別のおすすめサービスを解説します。
アパレルECのカートに必要な9つの機能とは?

アパレルECのカートを選ぶときは、次の9つの機能を見ておくと比べやすくなります。
- ● 色とサイズの組み合わせごとの在庫
- ● サイズ表・採寸情報
- ● 検索フィルター
- ● デザイン編集
- ● フリーページ・ブログでの発信
- ● 予約販売
- ● 再入荷通知
- ● InstagramなどのSNS連携
- ● 会員・ポイント・会員ランク
ただし、9つすべてがどの店にも必要というわけではありません。
販売の仕方に合わせて優先度をつけ、使いたい機能が最初から使えるのか、拡張機能で追加するのか、追加料金はいくらかまで確認しておきましょう。各サービスでの提供方法と追加料金は、次の「目的別」の章の表で比べています。
カラーとサイズの組み合わせごとに在庫を持てる商品オプション
同じTシャツでも、カラーやサイズによって在庫数は異なります。在庫を商品単位でしか持てないと、売り切れたサイズの注文を受けてしまったり、在庫のある色まで販売を止めてしまったりすることもあるでしょう。
そのため、色とサイズの組み合わせ1つずつをSKU(Stock Keeping Unit:在庫を管理する最小の単位)として、在庫数や型番を持てるかを最初に確認しておきましょう。登録の方式は、サービスによって次の2つに分かれます。
登録の方式は、サービスによって次の2つに分かれます。
- ● 色とサイズを別々の軸として設定し、組み合わせを作る方式
- ● 「黒-S」のように、組み合わせを1つずつ登録する方式
丈や袖の長さなど3つ目の選択肢がある商品を扱うなら、1商品に設定できる項目の数や組み合わせの上限もあわせて見ておきたいところです。色やサイズの展開が多いブランドやセレクトショップでは、特に重視したい機能でしょう。
商品ごとのサイズ表・採寸情報を載せられる機能
試着ができないネット販売では、S・M・Lといった表記だけでは着たときのサイズ感が伝わりにくいものです。商品ごとの実寸やモデルの着用サイズを、商品ページから見つけやすい位置に載せられるかを確認しましょう。載せ方には、次のような方法があります。
- ● 商品説明の欄に、商品ごとの実寸を書く
- ● 採寸の方法などをまとめたサイズガイドを別ページで作り、各商品からリンクする
- ● 拡張機能を追加してサイズ表を作成する
どの方法がとれるかはサービスによって異なります。表の形式かどうかにかかわらず、実寸や採寸の情報を分かりやすく載せられることは購入の判断材料になるため、9つの中でも優先して確認したい項目でしょう。載せる内容は、後半の「よくある質問」で紹介します。
サイズ・カラー・価格で商品を絞り込める検索フィルター
商品点数が増えると、お客様が一覧から自分に合うサイズや色の商品を探すのに手間がかかります。キーワード検索だけではサイズや色で探しにくいため、「Mサイズ」「ネイビー」「5,000円以下」のように条件を選んで絞り込めるかを確認しましょう。
価格帯や在庫の有無でも絞れるのか、検索結果のページにも表示されるのかは、サービスや追加する拡張機能によって変わります。サイズ・カラー・在庫の条件を組み合わせたときに、希望する組み合わせに在庫がある商品まで絞り込めるかも、あわせて確認しておきたい点です。商品点数やサイズ展開の多い店ほど、優先度が上がる機能でしょう。
商品一覧や商品ページの見せ方を調整できるデザイン編集
アパレルECでは、写真の並べ方や余白、文字の雰囲気がブランドの印象を左右します。商品一覧や商品ページのレイアウト、着用写真や動画の配置をどこまで変えられるか、HTMLやCSS(ページの構造や見た目を指定するコード)を編集できるかを確認しておきましょう。
着用写真やコーディネートを紹介する特集ページや一覧ページは、ページ自体を次の項目で紹介するページ作成の機能で追加し、見せ方をデザイン編集で整えるケースがあります。世界観で選ばれたいブランドや古着店では、特に重視したい機能といえるでしょう。
ブランドのストーリーや着こなしを発信できるフリーページ・ブログ
ブランドを立ち上げた理由、スタッフの紹介、素材へのこだわり、季節ごとの着こなしなど、商品ページだけでは伝えきれない情報を発信したい店もあるでしょう。その場合は、商品以外のページを自由に追加できるか、ブログのように記事を続けて更新できるかを確認しておきましょう。
ブログは、カートの機能で作れるサービスもあれば、拡張機能やWordPress(ブログやサイトを作れるソフト)と組み合わせるサービスもあります。ショップと同じサイトの中で運営できるか、デザインをそろえられるかもあわせて見ておくと、ブランドの背景を覚えてもらいたい店に役立つでしょう。
新作の先行受付や受注生産に使える予約販売
発売前の新作や入荷前の季節商品、注文を受けてから作る受注生産品を扱うなら、注文を先に受け付けられる予約販売が使えるかを確認しましょう。
予約の状況を見れば、制作の前に必要な数を把握しやすくなります。同じ「予約販売」でもサービスによって仕組みが異なるため、次の点も見ておきたいところです。
- ● 予約分の在庫を、販売中の在庫と分けて持てるか
- ● 発送予定の時期を商品ページに表示できるか
- ● 決済を確定させるタイミングと、発送までの期限
- ● 発送まで期間が長い予約に、条件や追加の費用があるか
新作を定期的に発表するブランドや、受注生産を行う店では、優先度の高い機能になるでしょう。
欠品したサイズ・カラーの入荷を知らせる再入荷通知
アパレルでは、人気のサイズや色から先に売り切れることがあります。売り切れた商品の入荷を待っているお客様に、在庫が戻ったとき自動で知らせられる再入荷通知があるかも確認しておきたい点です。
サイズや色の組み合わせごとに希望を受け付けられるか、LINEでも知らせられるか、標準か拡張機能かを見ておきましょう。定番品を補充しながら販売する店で役立つ一方、一点物が中心の古着店では優先度が下がるかもしれません。
Instagramの投稿から商品ページへつなぐSNS連携
着用写真やコーディネートの投稿で商品を知ってもらう店では、Instagramの投稿に商品をタグ付けし、そのまま商品ページへ移動してもらえる仕組みがあると便利です。
ECカート側でできるのは、主に商品情報をMeta(InstagramとFacebookの運営会社)のカタログへ連携することです。商品タグを使えるかはMeta側の審査や利用条件にも左右され、仕様が変わることもあるため、導入前に最新の案内を確認しておきましょう。
リピート購入を支える会員機能とポイント・会員ランク
季節ごとに服を買い替えるお客様に次の購入でもショップを選んでもらうには、会員登録、ポイントの付与と利用、購入金額に応じて特典を変える会員ランクを使えるかを確認しましょう。これらはサービスによって、標準で使えるもの、拡張機能で追加するもの、別のサービスと組み合わせるものに分かれます。
会員限定の先行販売やランクごとの割引など、自店で行いたい特典を実現できるかを見ておくとよいでしょう。リピーターを増やして売上を伸ばしていきたい店では、特に重視したい機能です。
目的別|アパレルECにおすすめのサービスは?

アパレルECの候補になるサービスは、大きく次の3つに分けられます。
- ● 月額0円のプランから始められるネットショップ作成サービス
- ● 月額料金がかかる有料のECカート
- ● 自社ECと併用する販路になるECモール
ただし、月額0円のプランがあるサービスにも有料プランが用意されており、月額の有無だけで向き不向きが決まるわけではありません。まずは自社ECを作れる4つのサービスについて、代表的なプランの費用を見てみましょう。
| サービス・プラン | 月額料金 | クレジットカード決済手数料 | 販売手数料・サービス利用料など |
|---|---|---|---|
| BASE スタンダードプラン | 0円 | 3.6%+40円 | サービス利用料3% |
| BASE グロースプラン | 年払い:月あたり16,580円 月払い:19,980円 |
2.90% | サービス利用料0円 |
| STORES フリープラン | 0円 | “5.5%〜 2026年12月1日以降の注文は1注文あたり40円を加算” | 販売手数料0円 |
| STORES スタンダードプラン | 年契約:月あたり3,300円 月契約:3,960円 |
3.6%〜 | 販売手数料0円 |
| Shopify Basicプラン | 年払い:月あたり3,650円 月払い:4,850円 |
Shopify ペイメント利用時:3.55%(標準のカード・JCB)、3.9%(Amex・海外発行のカード) | ほかの決済サービスを使う場合は、外部サービス取引手数料2%と決済サービス側の手数料(Shopify ペイメントが主な決済のときのPayPal、代引きなどの手動決済は取引手数料の対象外) |
| カラーミーショップ レギュラープラン | 5,940円 | 3.4%〜 | 販売手数料0円 |
| カラーミーショップ ラージプラン | 11,000円 | 3.19%〜 | 販売手数料0円 |
| カラーミーショップ プレミアムプラン | 35,640円〜(長期契約の場合) | 2.99%〜 | 販売手数料0円 |
※2026年10〜11月に確認した各社公式サイトの情報です。カラーミーショップは2026年11月1日改定後の料金を掲載しています。 ※金額は各社の料金ページの表示どおりです。カラーミーショップとSTORESは税込、BASEのグロースプランの年払いは年198,960円(税込)の月あたりの金額です。 ※BASEは、決済方法がPayPay・Amazon Pay・PayPalの場合、決済手数料に1%が加算されます。PAY IDアプリからの注文は、両プランとも決済手数料3.6%+40円とサービス利用料5.9%です。 ※STORESの決済手数料は、決済方法によって異なります。フリープランは、2026年12月1日0時以降の注文から、決済手数料に1注文あたり40円が加算されます(スタンダードプランは変更なし)。 ※カラーミーショップの決済手数料は、決済プラン「カラーミーペイメント」を契約した場合の料率です。初期費用はレギュラー・ラージが3,300円、プレミアムが22,000円です。 ※いずれも、追加する拡張機能や別サービスの費用は含みません。
続いて、アパレルECで確認したい主な機能の提供方法です。標準で使えるもの、無料・有料の拡張機能で追加するもの、別のサービスと組み合わせるものに分けて整理しました。
| 機能 | BASE | STORES | Shopify | カラーミーショップ |
|---|---|---|---|---|
| 色・サイズごとの在庫 | 標準:商品ごとに「種類」を追加し、種類ごとに在庫を設定 | 標準:バリエーションごとに価格・在庫を設定 | 標準:1商品に最大3つのオプション・2,048のバリエーション。バリエーションごとにSKU・在庫 | 標準:「商品オプション設定」で2つのオプション。組み合わせごとに在庫・型番・価格。有料の拡張機能:「カスタムオプション」(月額1,100円)で選択項目を追加 |
| 商品の絞り込み | 無料の拡張機能:「カテゴリ管理 App」でカテゴリ別に表示。サイズ・色を組み合わせた絞り込みは公式の公開情報では確認できず | 標準:カテゴリー別に表示。サイズ・色を組み合わせた絞り込みは公式の公開情報では確認できず | 無料の拡張機能:Shopify製の「Search & Discovery」で在庫・価格・オプションなど(テーマが対応している場合) | 有料の拡張機能:「かんたん商品検索フィルター」ライト月額1,100円(カテゴリページでのオプション絞り込み)、スタンダード月額3,850円(在庫・価格帯も。検索結果ページにも表示) |
| フリーページ・ブログ | 無料の拡張機能:「ブログ App」 | 標準:「ニュース機能」で記事を作成(フリーページを作る機能はなし) | 標準:ブログ・ページの追加 | 標準:「フリーページ作成」追加導入:「カラーミーWPオプション」(レギュラープラン以上は追加料金なし・常時SSLが条件) |
| 予約販売・受注生産 | 無料の拡張機能:「予約販売 App」(発送開始予定が8週間を超える長期予約は注文金額の1%) | 標準:発送予定を設定して予約販売 | 拡張機能が必要(料金は選ぶ拡張機能による)。Shopify ペイメントまたはPayPal Expressの利用が条件 | 有料の拡張機能:「予約販売」月額5,500円(プレミアムプランは無料) |
| 再入荷通知 | 無料の拡張機能:「再入荷自動通知 App」(種類ごとにメールで通知) | 標準:「再入荷お知らせ」 | 他社製の拡張機能で対応(料金は拡張機能による) | 有料の拡張機能:「再入荷通知」メール月額1,650円、LINE対応は月額3,300円 |
| Instagram連携 | 無料の拡張機能:「Instagram販売 App」 | 標準:「Instagram販売連携」 | 販売チャネル「Facebook & Instagram by Meta」で連携 | 有料の拡張機能:「Instagramショッピング連携」月額550円 |
| 会員・ポイント・会員ランク | 無料の拡張機能:「メンバーシップ App」で会員限定のショップ独自ポイント | 別サービス:「STORES ロイヤリティ」(月額22,000円〜・税込)との併用でポイント・ランク | 顧客アカウントは標準。ポイントは拡張機能で対応(料金は拡張機能による) | 標準:「会員機能」「ポイント機能」有料の拡張機能:「会員ランク」月額5,500円(プレミアムプランは無料) |
※2026年10〜11月に確認した各社公式サイト・ヘルプの情報です。カラーミーショップは有料の3プラン(レギュラー・ラージ・プレミアム)を対象にしています。 ※カラーミーショップのアプリの「ライト」「スタンダード」などは、アプリ側の料金プランです(カラーミーショップのプランとは別)。 ※Instagramの商品タグは、Meta側の審査や利用条件を満たした場合に使えます。
まず小さく試したいなら、無料のネットショップ作成サービス
BASEとSTORESは、月額0円のプランからネットショップを開設でき、売上や必要な機能に応じて有料プランも選べるサービスです。月額0円のプランでは、商品が売れたときに決済手数料やサービス利用料がかかる点を押さえておきましょう。
BASE
BASEは、初期費用・月額費用0円のスタンダードプランと、月額料金がかかる代わりにサービス利用料がかからないグロースプランを選べる、ネットショップ作成サービスです。
アパレル向けの機能はBASE Appsと呼ばれる拡張機能で追加し、次のAppはいずれもApp自体の利用料が無料です。
- ● 予約・受注生産の受け付け:予約販売 App(発送開始予定が8週間を超える長期予約は、注文金額の1%の利用料)
- ● 在庫が戻ったときの連絡:再入荷自動通知 App
- ● Instagramの投稿からの販売:Instagram販売 App
- ● 記事の発信:ブログ App
- ● 会員限定のショップ独自ポイント:メンバーシップ App
色やサイズの在庫は商品ごとに「種類」を追加して設定する方式なので、月額の固定費を抑えてネット販売を試したい方は、必要なAppと手数料の条件を表とあわせて確かめてみてください。
STORES
STORESは、月額0円のフリープランと、月額料金がかかる代わりに決済手数料の率が低いスタンダードプランを選べる、ネットショップ作成サービスです。販売手数料は、どちらのプランもかかりません。
標準で使えるアパレル向けの機能には、次のようなものがあります。
- ● 発送予定を設定する予約販売
- ● 売り切れた商品の再入荷お知らせ
- ● バリエーションごとの価格・在庫の設定
- ● Instagram販売連携
記事の発信は「ニュース機能」で行い、ショップ独自のポイントや会員ランクは別サービスのSTORES ロイヤリティ(月額22,000円〜・税込)と組み合わせる形になるでしょう。
POSレジの「STORES レジ」も同じアカウントで使え、実店舗とネットショップで在庫を共有するにはSTORES レジ側の有料プランが必要になります。実店舗とネットショップの両方を運営したい方は、この条件も含めて検討してみてください。
本格的に売上を伸ばしたいなら有料のECカート
Shopifyとカラーミーショップは、月額料金がかかるECカートです。販売手数料はカラーミーショップがどのプランも0円で、Shopifyは、Shopify ペイメントを使えば取引手数料がかかりません。ほかの決済サービスを使う場合の外部サービス取引手数料は、表の注記を確認してください。
どちらも決済手数料は別にかかり、その率は表で比べた月額0円のプランより低く設定されているので、月あたりの総額で比べてみましょう。
Shopify
カナダ発のECプラットフォームであるShopifyは、1商品に最大3つのオプションと2,048までのバリエーションを設定でき、バリエーションごとにSKUと在庫を管理できます。ブログやページは標準で追加でき、絞り込みはShopify製の無料の拡張機能「Search & Discovery」で設定します(テーマが対応している場合に表示)。
「セルフサービス返品」を有効にすると、お客様が配送済み商品の返品や未発送商品のキャンセルを申請でき、ストア側が承認・却下を判断します。従来のお客様アカウントでは使えず、ストアに新しいお客様アカウントへのリンクを用意する必要があります。交換はこの機能から申請できないため、サイズ交換は別の方法で受け付けることになるでしょう。
予約注文や再入荷通知、ポイントは拡張機能で追加し、料金は選ぶ拡張機能によって異なります。なお、予約注文にはShopify ペイメントまたはPayPal Expressの利用が条件となる点に注意しましょう。
実店舗ではShopify POSを使うと、在庫・決済・顧客データをネットショップと同じ管理画面で扱えます。POSには、有料プランに含まれる「POS Lite」と、店舗ごとに月額がかかる「POS Pro」があります。バリエーションの多い商品構成や返品受付の仕組み、拡張機能による機能の追加、海外販売を重視する方に向いているでしょう。
カラーミーショップ
カラーミーショップでは、色・サイズの組み合わせごとに在庫を持てる「商品オプション設定」と「会員機能」「ポイント機能」「フリーページ作成」を、有料の3プランとも追加料金なしで使えます。
ショップと同じドメインにWordPressのブログを置ける「カラーミーWPオプション」も、レギュラープラン以上なら導入に追加料金はかかりません(常時SSLの設定が必要)。
総導入件数22万件以上の日本発のサービスで、海外の注文を国内発送のまま受けられる「海外販売代行」にも、ショップ側の手数料はかかりません。カラーミーショップでアパレル向けの次の機能を使う場合は、拡張機能(アプリ)を追加します。
- ●カスタムオプション:商品オプション設定とは別に、選択項目や入力欄を商品ページに追加(月額1,100円。追加した項目では価格を変えられない)
- ● 再入荷通知:メールは月額1,650円、LINEでも知らせる場合は月額3,300円
- ● Instagramショッピング連携:月額550円
- ● 予約販売(受注生産の受け付けにも利用可):月額5,500円、プレミアムプランは無料
- ● 会員ランク:月額5,500円、プレミアムプランは無料
- ● かんたん商品検索フィルター:カテゴリページでサイズ・カラーを絞り込むなら月額1,100円、在庫・価格帯でも絞り込むなら月額3,850円
月額料金はレギュラープラン5,940円、ラージプラン11,000円、プレミアムプラン35,640円〜(長期契約の場合)です。販売手数料はどのプランも0円で、売上が伸びても販売手数料やサービス利用料がかかることはありません。
月額料金がかかる代わりに、上位のプランほどクレジットカード決済手数料の率は低くなります。レギュラープランは3.4%〜、ラージプランは3.19%〜、プレミアムプランは2.99%〜です(カラーミーペイメント契約時)。
プランを選ぶ目安は公式サイトで月商ごとに案内されているので、参考にしてみてください。月商300万円以上を目指すならプレミアムプラン、商品数が多く月商100万円を目指すならラージプラン、月商30万円を目指すならレギュラープランという3段階です。売上が伸びたときも、上位プランへの変更で同じショップの運営を続けられるでしょう。
デザインはHTML・CSSを編集して作り込めます。編集内容についての技術的なサポートは対象外です。不安がある場合は、デザインの制作を依頼できる「制作代行サービス」や、開店に必要な設定などを依頼できる「設定代行サービス」(いずれも有料)を利用する方法もあるでしょう。
実店舗がある場合は、「スマレジ在庫連携」(月額5,500円)や「Square在庫連携」の拡張機能で、実店舗の在庫をネットショップに反映できます。
カラーミーショップの機能を使ってブランドの情報を発信したり、世界観をつくったりしているアパレルショップの取り組みは、後半の事例で紹介しています。色・サイズ別の在庫や会員・ポイント、ページでの発信を追加料金なしで使い、必要な機能を拡張機能で足していきたい事業者に向いているでしょう。
レギュラープランとラージプランは30日間無料で試せるので、気になる方はチェックしてみてください。
カラーミーショップのアパレル向け機能と無料お試しを見てみる>>>
自社ECと併用する販路なら、ファッションに強いECモール
ECモールは、自社ECを作るカートとは別の販路です。モールに集まる利用者に商品を見てもらえる一方、出店料や売上に応じた手数料がかかり、ページの見せ方もモールの形式に沿います。ブランドの世界観を伝える場は自社EC、新しいお客様と出会う場はモール、というように併用する方法も検討できるでしょう。
ZOZOTOWN
ZOZOTOWNは、株式会社ZOZOが運営するファッション通販サイトです。ここで紹介するのは、ブランドがテナントとして出店し、商品をZOZOの物流拠点に預けて販売してもらう「受託販売」の形式で、2026年3月末時点で1,689ショップが展開しています。出店の相談は企業向けの問い合わせ窓口から行い、手数料はブランドごとの契約で決まるため、出店条件や手数料率は問い合わせて確認してみてください。
楽天市場
楽天市場は、楽天グループが運営するECモールです。月額出店料は、がんばれ!プランが25,000円、スタンダードプランが65,000円です(いずれも税別、2026年10月時点)。このほかに初期登録費用60,000円(税別)、売上に応じたシステム利用料、楽天ペイ利用料などがかかるため、月額出店料だけでなく売上に応じた費用も含めて見積もっておきましょう。
2027年2月1日からは月額出店料が改定され、がんばれ!プランは34,000円、スタンダードプランは90,000円(いずれも税別)になります。2026年2月1日から2027年1月31日までに出店した店舗は、2027年5月31日まで改定前の料金が適用されます。
【事例】カラーミーショップでアパレルを販売しているショップ

ここでは、カラーミーショップで自社ECを運営しているアパレルショップの取り組みを紹介します。自社ブランド、メーカーの新ブランド、セレクトショップと、販売の仕方が異なる3つのショップです。
※利用プランや取り組みは、各ショップの公式インタビュー掲載時点の情報です。
KEY MEMORY
KEY MEMORYは、鎌倉の小さなフリーマーケットから始まったファッションブランドです。 お客様の要望を受けてECを始め、洋服にあるストーリーやこだわりを伝えるために、モールではなく自社ECを育てる道を選びました。
ショップの背景やスタッフの紹介にはフリーページを使い、別に運営していたWordPressのブログも、ネットショップと同じサイトに見えるようデザインをそろえています。 プレミアムプランの専任ECアドバイザーの提案でレビューアプリを導入し、約1年2か月で8,600件以上のクチコミを集めている事例です。
KEY MEMORYのインタビューは、こちらからご覧ください。
UZUiRO
UZUiRO(ウズイロ)は、愛知県西尾市で誕生した草木染めのアパレルブランドです。 地場産業の生地を使ったカジュアルウェアを、企画から製造・販売まで手がけています。
以前は無料のカートサービスを使っていましたが、サイトのデザインを思い通りに変えられないことが不便だったため、ブランドカラーをより自由に表現できるカラーミーショップへ移りました。 SNSとECサイトで一貫した世界観をつくりながら、会員ランクやクチコミを集めるアプリでリピーター施策を続け、2022年には「カラーミーショップ大賞」を受賞した事例です。
UZUiROのインタビューは、こちらからご覧ください。
STUD’S
STUD’S(スタッズ)は、作業服の製造を50年以上続けてきた株式会社桑和が立ち上げた、ラグジュアリーな作業服ブランドです。
代理店や作業服店への卸が中心だった会社が、新ブランドをお客様に直接届けるため、2020年にカラーミーショップでEC直販を始めました。 使い勝手のよさと「テンプレートが豊富にそろっている点」が決め手だったそうです。
在庫切れ時の表示についての問い合わせが増えたときにはサポートを受けて表示の文言を修正するなど、サポートも活用しながらEC直販を続けている事例です。
STUD’Sのインタビューは、こちらからご覧ください。
アパレルECのカートを選ぶときの注意点は?

カートを比べるときに機能があるかないかだけで決めると、運営を始めてから費用や手間が想定と違ってくることがあります。ここでは、比較表とあわせて確認しておきたい5つの注意点を見ていきましょう。
機能の提供方法と追加費用を分けて、注文に応じた費用まで含めて比べる
同じ機能でも、標準で使えるのか、無料・有料の拡張機能で追加するのか、別のサービスと組み合わせるのかで、かかる費用は変わります。月額料金だけでなく、使う機能の拡張機能や別サービスの費用、決済手数料などの注文ごとにかかる費用を足した、月あたりの総額で比べてみましょう。
注文ごとの費用は、客単価や注文件数、使う決済方法によって変わってきます。目的別の章の表を参考に、自店で想定している数字を当てはめて計算してみると判断しやすくなるでしょう。
SKUが多い商品と一点物で、登録・在庫更新の手間を確かめる
色やサイズの展開が多い商品を扱う場合は、組み合わせをまとめて作れるのか、1つずつ登録するのか、CSVで一括登録・更新できるのかで作業量が変わります。一方、古着など一点物が中心の店では、実寸や状態の説明、写真を商品ごとに登録する作業と、売り切れた商品の表示の扱いが中心になるでしょう。
無料体験ができるサービスでは、自店の商品をいくつか実際に登録してみると、手間の違いがつかみやすくなります。
サイズ情報と返品・交換の条件を、購入前に伝えられるか確かめる
試着ができないネット販売では、「サイズが合うか」「合わなかったら返品できるか」が、購入をためらう理由になることがあります。商品ごとの実寸を載せる場所に加えて、返品・交換の条件へのリンクをサイズ表の近くなど見つけやすい位置に置けるかも、カートを選ぶ段階で見ておきましょう。
ネットショップでは、返品の条件(返品特約)を、広告にあたる特定商取引法に基づく表記や商品ページに表示する必要があります。返品特約として示すのは、返品を受け付けるかどうか、受け付ける場合の期間、返送料をどちらが負担するかの3点です。
消費者庁の特定商取引法ガイドによると、返品特約は、注文を確定する直前の最終確認画面にも、ほかの情報に埋もれない形で表示しなければなりません。
返品特約を表示していない場合、お客様は商品を受け取った日から8日以内であれば返品でき、その返送料はお客様の負担です。ただし、返品特約はお客様の都合による返品についてのルールで、届いた商品に破損や不良があった場合の対応とは別に考えます。「返品不可」と書いていても、不良品への対応まで断れるとは限らない点に注意しましょう。
アパレルでは、サイズが合わなかったときの交換を希望されることもあります。交換を受け付けるかどうか、申し込み期間や方法、送料、希望のサイズや色の在庫がないときの対応も決めて、購入前に案内しておくと安心でしょう。
実店舗がある場合は在庫・顧客情報の連携範囲を確かめる
実店舗とネットショップの両方で販売する場合は、どちらかで売れたときに、もう一方の在庫数も変わる仕組みがあるかを確認しましょう。連携の方法はサービスによって異なり、在庫だけを連携するのか、顧客情報やポイントまで共通にできるのかも違います。
| サービス | 実店舗との連携の方法 |
|---|---|
| BASE | 「Square連携 App」(無料)で、Squareと在庫数を相互に同期(種類の設定が一致する商品のみ)。「スマレジ在庫連携 App」はBASE側は無料で、スマレジ側の有料プランが必要。顧客情報の連携は公式の公開情報では確認できず |
| STORES | STORES レジとネットショップで在庫を共有(STORES レジ側の有料プランが必要。ネットショップ側はフリープランでも可)。ポイントは別サービス「STORES ロイヤリティ」でネットショップとレジの両方に対応 |
| Shopify | Shopify POSで、在庫・決済・顧客データをネットショップと同期。有料プランに含まれる「POS Lite」と、店舗ごとに月額がかかる「POS Pro」がある |
| カラーミーショップ | 「スマレジ在庫連携」(月額5,500円)で、スマレジでの在庫の変動を反映し、カラーミーショップの受注をスマレジの売上・出荷として取り込む。会員・ポイント情報も連携「Square在庫連携」は、ベーシック(月額4,125円)でSquareの在庫増減を反映。プレミアム(月額5,500円)では、カラーミーショップの受注数をSquareの在庫から差し引く連携も可能 |
※2026年10〜11月に確認した各社公式サイト・アプリストアの情報です。カラーミーショップの「Square在庫連携」のベーシック・プレミアムは、アプリの料金プランです(カラーミーショップのプランとは別)。
同じ系列のレジを使う場合でも、在庫の反映が一方向なのか双方向なのか、顧客情報やポイントまで共通になるのかは、在庫とは別に導入前に確かめておくと安心でしょう。
売上や商品数が増えたときの運用と、プラン変更・移行の条件を見ておく
売上や商品数が伸びてくると、受注処理や在庫の更新、問い合わせ対応にかかる作業の量も変わってきます。上位プランで使えるようになる機能や、CSVでの一括処理・拡張機能でどこまで作業を効率化できるかを、カートを選ぶ段階で確認しておきましょう。
プランを変更する場合は、変更が反映される時期や契約期間、支払い済みの料金の扱いも見ておきたい点です。将来ほかのサービスへ移る可能性も考えるなら、商品・顧客・注文のデータをどの範囲で出力でき、移行先でどの項目を取り込めるかも確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
無料のネットショップ作成サービスでもアパレルは販売できますか?
販売はできます。作業量は月額の有無だけで決まるわけではなく、扱う商品の種類や必要な機能、その機能が標準か拡張機能かによって変わります。色・サイズごとの在庫登録や再入荷・予約の受け付け、サイズ違いの交換対応をどう行えるかを、事前に確認しておきましょう。
カラーミーショップなら、色・サイズの組み合わせごとに在庫を持てる「商品オプション設定」と「会員機能」「ポイント機能」を、有料の3プランとも追加料金なしで使えます。「再入荷通知」は月額1,650円〜、「予約販売」は月額5,500円(プレミアムプランは無料)の拡張機能で追加する形です。
Shopifyとカラーミーショップは、アパレルECではどう違いますか?
Shopifyは、1商品に最大3つのオプションを設定でき、お客様が返品を申請できる「セルフサービス返品」やShopify POSを備えています。セルフサービス返品は新しいお客様アカウントでの設定が必要で、交換の申請には対応していません。予約注文や再入荷通知、ポイントは拡張機能で追加することになるでしょう。
カラーミーショップは、「商品オプション設定」(2つのオプション)と「会員機能」「ポイント機能」「フリーページ作成」を、有料の3プランとも追加料金なしで使えます。販売手数料はどのプランも0円で、決済手数料は別にかかります。
返品の申請受付や3つ目のオプションを重視するならShopify、会員・ポイントやページでの発信を追加料金なしでそろえたいならカラーミーショップが候補になるでしょう。海外販売については、自社で海外向けのストアを運営するのか、カラーミーショップの「海外販売代行」のような購入代行の仕組みを使うのかでも選び方が変わってきます。
カラー・サイズごとの在庫はどのサービスでも管理できますか?
この記事で比べたBASE・STORES・Shopify・カラーミーショップは、いずれも色・サイズの組み合わせごとに在庫を持てます。違いは登録の方式と、1商品に設定できるオプションや組み合わせの数なので、SKUが多い場合は無料体験などで登録画面を試してみるとよいでしょう。
試着できない服のネット販売で、サイズの不安を減らすにはどうすればよいですか?
商品ごとに次の情報を載せておくと、お客様が手持ちの服と比べやすくなります。
- ● 着丈・身幅・肩幅・袖丈などの実寸
- ● 採寸の方法(どこからどこまでを測ったか)
- ● モデルの身長と着用サイズ
- ● 着たときのゆとりや、生地の伸びやすさ
採寸の方法のように全商品で共通する説明は、サイズガイドとして1つのページにまとめ、各商品ページからリンクすると管理しやすくなるでしょう。身長や普段のサイズを添えたレビューや、許可を得て紹介するお客様の着用写真も、サイズ感や色味を判断する手がかりになります。
受注生産のアパレルブランドでも使えるカートはありますか?
予約販売の機能を、受注生産の受け付けに使えるサービスがあります。たとえばBASEの「予約販売 App」やカラーミーショップの拡張機能「予約販売」は、公式に受注生産での利用を案内しています。
ただし、予約販売の機能は注文の受け付けが中心で、採寸の記録や製造の工程まで管理できるとは限りません。発送予定の表示や決済のタイミングなど、確認しておきたい点は「9つの機能」の予約販売の項目を参考にしてください。
まとめ
アパレルECのカートは、扱う商品の構成や予約・受注生産の有無、実店舗があるかどうかによって、必要な機能が変わります。使いたい機能が標準で使えるのか、拡張機能や別のサービスで追加するのかを確かめ、追加の費用や注文ごとにかかる費用もそろえて比べてみましょう。
カラーミーショップなら、「商品オプション設定」「会員機能」「ポイント機能」「フリーページ作成」を、有料の3プランとも追加料金なしで使えます。販売手数料はどのプランも0円です(決済手数料は別)。
公式の案内では、月商300万円以上を目指すプレミアムプランから月商30万円を目指すレギュラープランまで3段階があり、売上に合わせて上位プランへ変更して運営を続けられるでしょう。レギュラープランとラージプランは30日間無料で試せるので、アパレルECを事業として育てていきたい方は、ぜひ検討してみてください。
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また、ネットショップを開く手順は「アパレルのネットショップ開業に必要な6つの手順」、ブランドの立ち上げ方は「アパレルブランドの立ち上げ方」の記事で紹介していますのでそちらも合わせてチェックしてみてください。


