女性ショップオーナーたちが、本音で語り合う「女性オーナーお茶会」のレポート最終回です!
最後にみなさんに夢の話を語っていただきました。みなさま、売上はもちろんあげたいんだけど…という前提がありながらも、それだけではない、「女性にとってのネットショップの可能性」が感じられるすてきな夢がぎっしり詰まっておりました。(第1回、第2回 レポート)
目次
スタッフ みなさんは、最終的にどんなショップオーナーさんを目指されていますか?
小藤
商品を売るだけじゃなくて、暮しに密着して、お皿を使ったコーディネイトとか、いろいろな情報発信をしていきたいなと思っているんです。オリジナル商品ということではなくて、お皿ならこういう盛り付けもできるし、という”生活の提案”というか。
小藤さんプロフィール
「生活雑貨のウェブショップ「BarBarBazar」を2012年7月にオープン。
国内外の雑貨をセレクトして販売。自宅で運営。既婚。
上山
モデルハウス展示場のお部屋で雑貨即売をして欲しいと頼まれたことがあります。そういう所にアピールしても面白いかも知れないですね。
小藤
いいですね!
インテリアコーディネーターとかよりも、もっと日常の小さな提案というか、「掃除の仕方」とか、雑誌の記事のような要素を取り入れた企画を発信したいんです。
実は、この手作りのラッピングペーパーの制作過程はブログで書いてみたんです。
上山
ブログなどでいろいろ発信し続けたら、きっと誰かの目にとまってチャンスが広がりますよ。私も、以前、取材を受けたことをショップの中のブログに書いたんですが、それをテレビ関係者の方が見てくださったようで、「名前をなくした女神」というドラマで、ネットショップをやっている役があるので経験談などを知りたいと取材されました。ちゃんとドラマのテロップにもお店の名前を載せて下さったんです。どこかで誰かが見てくれてるって、本当に嬉しいです。
ネットショップの中に、なりたい自分のキーワードを散りばめておくと、何か別のチャンスがやってきてくれるんです。
上山さんプロフィール
2003年から「Zakka MiniMini」を運営。結婚を機に海外雑貨に魅了され、
MINIのクラブマン・バンで移動販売と平行して運営開始。現在はネットショップのみを運営している。
住野
すごーーい!
上山
だいぶ前ですが、王様のブランチの姫様も来ましたよ。
小藤
わああ!
上山
ドラマの小道具なんかでもよく使っていただけて、きっと業界の方たちってつながっているんですね。
思ったよりも見てくれてる人はたくさんいます。もちろん。日本だけに限らず。
小藤
商品を売るだけだと、いつか楽しくなくなっちゃうと思うんです。そういうやりとり含めて、続けていける気がします。
スタッフ 住野さんのショップも雑誌に出られてますよね。どういう経緯なんですか?
住野
ママフェスっていうフェスに出店したのがきっかけで、VERYでとりあげられるようになりました。そこからMartとかにも載りました。
住野さんプロフィール
アクセサリーショップ「Les Bliss」にて手作りの商品を中心に販売。
昼間は3歳の男の子、1歳の女の子の育児、夜はネットショップ店長を勤めているパワフルママ。
でも、もう子供が二人いて身動きが取れないので、最近はあまりイベントに出れないんです。本当は、デザインフェスタとかも出たいなと思っています。もう少し落ち着いたら…。
上山
私は、もう10年なので、モチベーションをあげることが一番の課題です、ショップオーナーの仲間で何か楽しめる企画ができたらいいなと思ってます。
小藤
いろいろ教えて欲しいです!
上山
はい。いろいろ企画しましょ!ショップ運営は楽しいけれど、頑張りすぎて体調を崩してしまったこともあるので、無理せず、ゆっくり運営していこうという感じですね。
昔と違って、今は同業の雑貨屋さんなどともSNSで話せたりするので、そういうつながりを楽しんだりしています。
将来的にショップオーナーさんたちと何か楽しいイベントが出来るといいなと思ってます。
住野
私は2つあって、1つは本を出したいです。アクセサリーの作り方とか。実は今、ママさんたち向けにワークショップなんかもやっていて、教える資格をとるためにスクーリングもしていて、そういうことも含めて本にできたらいいなと思っています。
あとは、自分のように、なかなか外に出られないママさんたちに、雇用を作れたらいいなと思っています。今は一人ですが、いつかは誰かを引き込んでいけたらいいな、という壮大な夢もあります。
上山
ハンドメイドは、価格設定も難しいですよね。
制作の時間や材料などコスト換算して、市場調査して、価格を決められる感覚も大切だと思います。輸入雑貨やヴィンテージ品も価格設定にはとても気を使います。
住野
そういうことも、共有できるといいですよね。
住野
あとは、プレスリリースとかうったり、いろんなPRに挑戦したいです。そういうセミナーがあったらぜひ出たいです。
最後に、みなさん、ご結婚されていますが、旦那さんは応援してくれていますか?
小藤 上山 住野
応援してくれます!
住野
あ、でもちょっと気になるのが、みなさん、旦那さんがお休みの日も仕事されていますか?
小藤
今は、していますね。最近旦那さんが不規則な仕事になってしまったので、あわせるわけにもいかないので休みがあまり合ってない感じですね。
でも、平日に、うまいこと時間を作って、二人で遊びに行ったりもします。土日は私は休むようにしています。受注はしていますが、配送とか。
上山
うちも主人がお休みの土日は配送をお休みにしています。
一緒に生活しているという事を大切にしていきたいです。
スタッフ 旦那さんにショップ運営を手伝ってもらうことはありますか?
上山
梱包をしていると、時々主人が「手伝ってあげようか?」と言ってくれます。でも引越し屋さんで働いたことがあるからか、ばーっと豪快にガムテープを貼られたり、小さな商品を大きな梱包材で包まれたりされて、それがクレームにつながってしまった事もありました。気持ちはとてもありがたんですけどね。
小藤
でも手伝ってくれるいい旦那さんですね。
上山
はい。なので、今は、うん、ありがとう、がんばるよ、って伝えてます。
スタッフ では、みなさん、旦那さんといっしょに運営しようという気はないんですかね?
住野
ないですね!
小藤
ゼロです!ゼロですね。全然ない!
上山
「がんばれ~!」「ありがとう~!」の関係が一番いいですね。
・第1回「女性店長の1日のスケジュール大公開!」
・第2回「女性ネットショップ店長が教える「女性客をつかむ5つの方法」」
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