古くから、質のよい小麦の産地といわれている岡山県浅口市鴨方町。
この地で生まれた極上の手延べうどん「桃太郎うどん」は、一般的なうどんとはまったく異なる、しなやかでツヤツヤとした特別なうどんです。
今日は、桃太郎うどんがどのように作られているのか…少しだけ覗いてみましょう!
目次
うどん作りは真夜中にはじまる!
“麺の匠”が贈る 極上の「桃太郎うどん」ができるまで
「桃太郎うどん」が生まれるのは、朝刊もまだ届けられていない真夜中の作業場。
すべては、小麦粉・塩・水というシンプルな材料を混ぜ合わせる作業から始まります。
使い込まれたさまざまな道具たちがそれぞれの音を奏で、まるで工場のような機械音が響く中、団子のような生地は少しずつ麺へと姿を変えてゆくのです。
作業場にはいくつものストーブが焚かれ、その上には大きなヤカンが蒸気を放っています。
うどんの出来栄えは空間全体の湿度が鍵。生地を乾燥から守るだけでなく、麺の命であるコシやツヤを保つためにも必要なのだそう。
労働大臣が認めた「単一等級技能士(一級素麺士)」の手によって少しずつ延ばされ、麺らしい細さとコシが生まれていく生地。夜明けとともにしばらく寝かせたあと、数ミリの妥協も許されない絶妙な力加減によって、さらに細く延ばされていきます。
目指す細さにたどり着くまで幾度も手延ばしされた麺は、高々と暖簾のように干され、空気の循環によって乾燥を促します。
ここで仕上げに行うのが、麺同士がくっつかないよう長箸を使って麺をさばく作業。この気が遠くなるような作業こそ、品質のよい手延べうどんを作る上で欠かせず、また熟練した職人の美しいまでの指さばきが要となる工程でもあるのです。
茹で時間、たったの5分!
つるつるモチモチ、クセになるのど越し「桃太郎うどん」
こうして完成した「桃太郎うどん」。
一塊の生地を延ばしに延ばして作られるうどんは、刃物で切り分けるそれとは異なり、特有のしなやかさと素晴らしいのど越しが自慢です。
通常、うどんを茹であげるのには15分ほどかかりますが…「桃太郎うどん」は茹であがりまでたったの5分!
モチッとした歯触りと、するするっと喉を滑り込むような食べごたえ…。
温かいかけうどんや、冷たいざるうどんとして味わうのはもちろん、パスタや炒め物のメイン食材としても楽しめる使い勝手のよさも嬉しいポイントです。
一級素麺士の称号を持つ“麺の匠”が、一本一本ていねいに手延べした「桃太郎うどん」。画家・はらみちを氏の心温まるイラスト入りパッケージでおうちに届きます。
極上の旨味とのど越し、家族みんなで体感してみてはいかがでしょうか。