こんにちは、カラメル編集部のかいです。
先日、母の田舎である伊豆新島に帰省したところ、とあるお店でこんな商品を見つけました。
それがこちら、「たたき」と呼ばれる新島の名産品です。
たたきとは、島の近海で穫れるムロアジをすり身にし、味噌や香味野菜を加えたもので、島の食卓には欠かせない食材のひとつ。
そこで今日は、このたたきを使って手軽なおみそ汁を作ろうと思います。
1.まずはしっかりとかき混ぜます
冷蔵庫で解凍させ、ぷるぷるの状態になった「たたき」をスプーンで軽く混ぜていきます。
こうしてすり身自体に程よく空気を含ませておくことにより、汁物へ落としたときにふわっふわの食感が生まれるようです。
おおう…非常になんとも言えない見た目になってきました……。
それでも、母によればたたきの調理にはこの工程が不可欠とのこと。しゃぶしゃぶ屋さんの鶏団子よろしく斜め切りの竹筒にでも詰め込みたいところですが、普通のご家庭に竹筒はありませんのでここは省略します。
2.具なしのおみそ汁に投入!
さてここからはスプーンを使って、あらかじめ用意しておいた具なしのおみそ汁に手際よくたたきを落としていきます。
今回は比較的大きめのスプーンで作りましたがもう少し小ぶりの一口サイズでもよさそう。
おでんのはんぺんと同様、たたきは加熱すると同時にどんどん膨らんでしまうので投入作業はスピード勝負! 少しでも目を離しておくのは禁物です。
スプーン2本使いでサクサク進めていきましょう。
3.お好みでネギを散らしてできあがり
たたきが膨らみすぎないうちに火を止め、仕上げに万能ネギを散らせば…いよいよ完成。
具はコレだけで十分! とってもシンプルですが、めっちゃくちゃ美味しい新島風おみそ汁のできあがりです。
短時間の調理でも魚の旨味が十二分に出ている! 市販のみそと顆粒だししか使っていないはずのおみそ汁が、信じられないほど深い味わいを醸し出しています。
たたき自体も、かまぼこやさつま揚げ等とはまったく別種の柔らかさ。
歯の力がほとんど要らないほどふわっふわなのに、ややプリっとした弾力も感じられ、噛めば噛むほど旨味がでてきます。
他のおかずにも負けないしっかりとした食べごたえ、満足感。
もちろん汁物だけでなく、豆腐と一緒にこねて焼けば旨味たっぷりの魚肉ハンバーグにも変身するとのこと。これは魚嫌いのお子さんでも喜んで食べてくれると思います。
ちなみに、島でもっともポピュラーな食べ方はたたき揚げ!
こちらは少量の油で素揚げするだけなので非常に手軽とのこと。しょうが醤油や七味、マヨネーズなどを添えれば、味わい深いおつまみになります。
美味しい「たたき」料理、ぜひご家庭でも試してみてくださいね。
今回ご紹介した「たたき」はこちらから購入できます。