
地元民はみんな知ってる!? 創業120年の洋菓子店発「シースクリーム」 (長崎)
長崎にゆかりのない方が「シースクリーム」と聞いて、即座にどんなものか思いついたとしたら…きっとかなりのスイーツ通!
その正体は、長崎市外ではなかなか手に入らないご当地ケーキのこと! そんな珍しいケーキ、ぜひお取り寄せして食べてみたくありませんか?
新しい味に挑戦を続ける老舗菓子店「梅月堂」
明治27年に長崎市大浦町に和菓子司として創業した梅月堂さん。
120年の歴史の中では、太平洋戦争や長崎大水害などさまざまな苦難に見舞われたのだそう。
それでも地元長崎の人々に支えられながらお菓子づくりに専念し、現在でも店舗数を拡大。
老舗の看板に甘えることなく、新しいおいしさへの挑戦をつづける名店です。
軽やかなクリーム&フルーツの爽やかさがたまらない!
発売から60年、梅月堂さんのロングラン商品
梅月堂さんがシースクリームを誕生させたのは、昭和30年(1955年)の話。
誕生当時は、比較的入手しやすかったカスタードクリームやみかん、ブッセ生地などでつくられていましたが、現在の形に至るまでに幾度もリニューアルされているのだそうです。
現在は、スポンジ生地で特製のカスタードクリームをサンドし、たっぷりの生クリーム、さらにシロップ漬けの黄桃・パイナップルをのせて、ナパージュでとろけるほどツヤツヤに仕上げられています。
ひとつずつ手作業で丁寧に作られたシースクリームは、そのおいしさも格別。
口どけのよいスポンジケーキとカスタードクリームのコク、軽やかな生クリームとフルーツの爽やかな酸味のすべてがほどよく調和します。
梅月堂さんが日本で初めて考案したシースクリームですが、いまでは長崎市内にある多くの洋菓子店で見られるまでになりました。
長崎市民なら知名度100%ともいわれるのも、うなずけるのではないでしょうか。
長崎市では定番中の定番として愛されているシースクリーム。
おうちで楽しむのはもちろん、長崎出身のあの人へ手土産にしても喜ばれる一品です!