[prologue:description=昭和8年創業の老舗企業・関谷理化株式会社。そのアンテナショップ「リカシツ」さんでは、実験に使われる「理化学ガラス器具」を暮らしになじむ新しいインテリアとして再提案しています。インタビューに続き、今回はリカシツさんイチオシの理化学ガラス器具を営業部部長の猪野さんと店長の関谷さんに教えてもらいました!:image_path=https://shop-pro.jp/yomyom-colorme/wp-content/uploads/2016/03/IMG_9027_original.jpg]
目次
1.お酒がすすむ! ビーカーのジョッキとグラス
わ。理科の実験で使ってた器具がたくさん!ビーカー、とってもなつかしいです。
猪野さん:ビーカーは種類もいろいろありまして。おなじみのかたちのものから、背の高いもの、それから口のすぼんだ「コミカルビーカー」なんてものもあります。
猪野さん:うちのイチオシのビーカーが、これ。「コーヒーを飲むのにビーカーが熱くて持てないんで、どうにかしてくれ!」ってお客さんに言われて、それで取っ手をつけたものなんだけど…。
おお。すごい持ちやすいです!
猪野さん:取っ手を数字の「7」みたいな形にして、ビーカーの距離が離れるように加工してるんです。このへんは全て電子レンジ、オーブンにも使えて200cc、300cc、500ccと大きさは3種類あります。
大きいやつはビールジョッキにもよさそうですね。
猪野さん:フフフ。そうでしょ。それで、手もつけたんなら足もつけちゃえって言うんで作ったのがこれ。ワイングラスみたいなかんじで使えます。これはまだ出してから1カ月くらいの新商品なんだけど好評です。
かわいいなぁ。お父さんへのプレゼントに買っていこうかな。
2.アロマディフューザーに使える 試薬瓶とアルコールランプ
猪野さん:これは「試薬瓶」といって、本来は粉状の試薬をいれて薬剤師さんなんかが使ったりしている容器です。
リカシツ的な使い方だと?
猪野さん:ピクルスを作ったり、調味料、コーヒーなんかを保存するのにおすすめですね。口が広いのと狭いのと2種類あるんですけど、広いほうが固体向き、狭いほうが液体向きです。
なるほど!キッチンで活躍しますね。
猪野さん:あと、こっちのスポイト付きの瓶はアロマディフューザーとしても使えるんですよ。それから誰でもご存知のアルコールランプ、これも車の缶とかドリンクをいれるホルダーのサイズにぴったりだから、中にアロマオイルなんかいれてディフューザーにできるんです。
ちょうどサイズがぴったりなんですね!これは車好きの男性へのプレゼントによさそうです。
3.フォンデュにぐい呑み お酒のお供にぴったりの蒸発皿とるつぼ
猪野さん:これも陶器のように見えますが、ガラスなんです。「蒸発皿」と「るつぼ」と言います。
(持ってみて)…軽い!それに薄い。
猪野さん:そう、これは非常に熱に強い材質で、1000度以上の火にかけても大丈夫なんですね。本来はここにものをいれて、下からあぶって、液体をとばして残った固形物をいろんな試験につかったりするのに使うものだったんです。
(説明書きを読んで)…フォンデュに使えるんですね。
猪野さん:そうです、その特性をいかしてフォンデュに使ったり。でも実は「ぐい呑み」として買ってかれるかたが多いですね。まあ使い方はいろいろ、お客さん次第ってことで。(笑)
4.一輪挿しやペン立てに便利な 試験管
おっ!試験管。大きいものから小さいものまでいろいろあるんですね。
猪野さん:ふつう「試験管」というと底が丸くて縦に長いのでこけちゃうんだけど、うちには平底の試験管もあるんです。自立して立てられるので、塩やハーブなんかをいれたり、自分の好きな小物をディスプレイしたり、OLさんがよく買っていかれますね。
猪野さん:試験管立ても、あわせて人気なんですけど、こういうふうにボールペン立てとか一輪挿しにされたりします。
なるほど、スタンドも一緒に使うと便利そう!
5.アクアリウムとテラリウムにぴったりの フラスコ
猪野さん:「丸底フラスコ」とか「試薬瓶」を使ったアクアリウムとテラリウムも販売してます。これはワークショップもやったりしてるんですが、大人気ですね。
中に何かいる!
猪野さん:えびかな。あとは、まりもとか水草とかね。テラリウムのほうはこんな小さい人形なんかいれて、小さい森というか丘のようなものを作れるんですよ。
ワークショップでオリジナルのテラリウムを作って、ギフトにしたら喜ばれそうです。
6.お部屋を明るく照らす コニカルビーカーライト
あっ…。ライトもフラスコやビーカーなんですね。
猪野さん:よく気付いたね!これも「コニカルビーカー」の300ccを使って作ってるんです。耐熱性があるし透明度も高いので、ライトにぴったりなんですよ。
おうちはもちろん、カフェとかお店のディスプレイにもよさそうです。
7.実験みたいにコーヒーを淹れられるセット リカドリ君
猪野さん:これはうちのオリジナルの提案セットなんですけど「理化学的珈琲 リカドリ君」って言ってね。ロートと平角台スタンド、ビーカーなんかがセットになったコーヒーを淹れるためのセットなんです。
わー!これは本当に実験してるみたいで、見た目におもしろいです。
猪野さん:けっこう前に「モヤさま」に出たときも、三村さんたちがこれでコーヒーを飲んでくれたんですよ。
それ、ちょうど見てました!
猪野さん:コーヒー豆の保管はこの試薬瓶を使うのがおすすめ。職人さんがひとつずつ擦っているから、ぴったり瓶がしまるんです。こういうふうにオリジナルで名前を入れることもできます。
8.好きな向きにお花を生けられる 丸底フラスコとコルク台
あっ、わたしこれ持ってます。実はわたしの家、ここから歩いてすぐのところにありまして…。
猪野さん:あっ。そうなの。来たことあったのね。ここらへんのおいしいお店とか、わたしより知ってるんじゃないの? これもね、底が平らなやつと丸いほうがあって。
わたしは平らなほうを買いました。
猪野さん:丸いほうが7:3くらいで人気なんですよ。というのも、こうやってコルクの台のうえに乗せると斜めにディスプレイできるんですね。あとはこういうふうに釣ったり。
しまった。丸いのにすればよかった!
ふふふ。女性のお客さんなんか、ここに来るとねみんなじ〜ぃっと見て、何に使おうか考えながら買うんですよね。
どう使うか考えるの、楽しいですもんね。
このレジの後ろにある黒板に書いてある式はなんですか?
関谷さん:これは足していくと、リカシツの商品になりますよ!っていう解説図になるんですけど…たとえばコニカルビーカーとペンダントライトの紐を組み合わせて、それに電流を流すと、こういうコニカルペンダントライトになりますよっていう説明になります。
なるほど!それにしても、今日は平日なのにとってもにぎわっていますね。
関谷さん:平日だと年配のご夫婦の方とか。あとはベビーカーで来られるママさんが多いです。土日はカップルか一人で来られる方が多いですね。今日みたいに天気がいい日なんかは、散歩がてらにご近所の方がけっこういらっしゃったりします。
プレゼントに困ったら、アドバイスとかもしてくれるんでしょうか。たとえば30代の男性にプレゼントするとしたら何がおすすめですか。
関谷さん:そうですねー。男性だったら、理系が大好きであればアルコールランプとコーヒーを作れるリカドリセットはいかがでしょう。あとは試験管セットもおすすめです!
なるほど!リカシツさんで、関谷さんが今後やってみたいことなどありますか?
関谷さん:使うイメージがわきやすいディスプレイをしていきたいなと思ってます。たとえば「この試験管を歯ブラシ立てに使いたい」という要望があれば歯ブラシをディスプレイに用意してみたり。そういう細かいご要望にもっとこたえていって、使い方をわかりやすく提案をしていきたいです。
これからもリカシツさんから発信される「理化学ガラス器具」の使い方を楽しみにしています!今日はありがとうございました。
こちらのインタビューもあわせてどうぞ!
ビーカーがコーヒーカップに変身! 清澄白河から実験器具のユニークな使い方を発信する「リカシツ」さんの話。
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