
おうちにある○○○で、木の器をカンタンお手入れ! 長く使うためのコツ教えます。
1つあるだけで、食卓にぬくもりをプラスしてくれる木の器。陶器やガラス製の器との相性もいいので、どんなテーブルにもなじむメリットもあります。
大切な木の器、せっかくなら長く使いたいものですよね。今日は長く使うためのお手入れ方法とおすすめの器をご紹介します。
長く使うために。簡単お手入れ方法
お手入れのタイミングは、木の表面からツヤがなくなって、白っぽく乾燥してきた頃がおすすめです。
お手入れに必要なものはこちら!
・市販のエゴマ油
・布
エゴマ油は油のなかでもアレルギー反応が少ないと言われているのでおすすめ。
また、サラダ油やオリーブ油、ゴマ油などの不乾性油とは違い、エゴマ油は時間が立つとオイルが樹脂化して膜になるためベタつきが少なく、木の表面を保護してくれるそうです。
お手入れ方法
1. 布に100円玉ほどのエゴマ油を染み込ませる。
2. 木の表面に擦り込むようなイメージで拭く。
3. 日の当たらない場所で乾燥させる。
大切に長く使ってもらいたい。おすすめの「木の器」
ご紹介するのは、木ならではのやさしい表情となめらかな曲線が美しい、岐阜県在住の木工作家・岩井香織さんの作品。
「ウッドターニング」と呼ばれる手法で作られた岩井さんの器。木工旋盤という機械に木材を取り付け、モーターの力で刃物を高速で回して削りながら形づくられていきます。
岩井さんは木工旋盤を「表現のための道具」と捉え、本来ならあまり使わない木材や敬遠される部材でもご自身が面白いと感じた素材に向き合い、ものづくりを行っているのだそう。

岐阜県郡上市明宝にある岩井さんのアトリエ。この機械が木工旋盤です。
ご紹介するのは、ソメイヨシノの器。桜の観賞用として植えられていることが多いため、器の材料としてはあまり流通していないそうですが、岩井さんは里山の整備でやむなく伐採されたソメイヨシノを素材に器をつくっています。
赤身(木の中心に近い部分)と白太(樹皮に近い部分)のコントラストがはっきりしていて、木目の独特な美しさがあることが特長です。
木の器は、使ううちにどんどん色の深みが増し、美しく育っていきます。その育つ過程も楽しみながら、長く愛用してくださいね。
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コンセプトは「立体編集」。東京、シンガポールを拠点にライフスタイル、カルチャーの情報を発信するギャラリーショップEDIT LIFEさんでは、テーブルウェアやキッチンツールなど販売しています。ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。