2015年11月1日に、オープン１周年を迎えた新潟県胎内市のカフェ「hannoki cafe」さん。
オープン時から食器をCommon（コモン）でそろえている理由と、
Commonを使ったテーブルコーディネイトについてお話を伺いました。
目次
Commonとは？
2014年春、デザイナー角田陽太氏の手によって生まれたテーブルウェアブランド「Common（コモン）」。2014年グッドデザイン賞受賞のブランドです。
磁器は、波佐見焼の老舗・西海陶器。グラスウェアは東洋佐々木ガラス。そしてカトラリーは燕振興産業と、日本の確かな技術が込められています。
手にしたときの軽さ、厚み、重ねた時の収まりの良さが特徴の器は、とても「ふつう」なのに、居心地が良く、離れられなくなるまるで家族のような存在。
Commonのカラーは６色。カラフルながら上品でやわらかなカラーリングで、豊かなテーブルコーディネートをたのしんでいただけます。
以下【話し手】hannoki cafe 一杉恵さま
パスタはほとんどネイビー。生クリームのデザートはグレーに盛ると引き締まる。
まず最初に、Commonを選んだ理由はなんだったんでしょうか？
昔、大手企業のカフェで働いていた時期があって、使っていたお皿が黄、紺、緑だったんですね。
そこの食器は料理と合うようにすごく計算されていたので、料理をのせると映えるんです。
色の組み合わせの確信はあったので、Commonのイエローとネイビーを見たとき、これだと思いました。
なるほど。「色」がきっかけだったんですね。料理の種類と色の相性ってあるんでしょうか？
もちろんあります。私、色彩検定も持っているんですけど、パスタはだいたいネイビーのプレートを使っています。
トマトソースやクリームソースが紺と相性が良いんです。
また生クリーム系のデザートはグレーのプレートに盛りつけます。
白のお皿でもきれいなんですけど、ちょっとつまらないなと思って。それだけでぐっと引き締まりますよ。
ところで、facebookを見ているとどんどん新しいメニューが登場する印象なのですが、食器に困ったりしませんか？
そうそう、主人がシェフなんですが、次々メニューをつくっていますね。
Commonはデザインがシンプルで、使い回しができるところが良かったです。
プレートの上にボウルをのせたり、そういったアレンジもできるので。
新メニューは、どんな風に考案されているんですか？
地元の魚市場や青果市場へいくと、「もうすぐアレが旬だよ」とか「今年はこれが美味しいよ」と教えてくれるんですね。
それをきいて、どんなメニューにしようか考えることが多いかな。
加工品はできるだけ使いたくないので、ケーキやパンも自家製で作ってます。
次はソーセージや薫製も自分だちでつくりたいねと話していて、近所のお肉屋さんに普段仕入れていない食材をわざわざ取り寄せてもらったり。わがままを聞いてもらってます。（笑）
地元ネットワークですね。Commonにいろんなお料理をのせてもらえて何よりです。カケなどの破損はどうでしょう?
そこは全然問題なしです。私たちが誤って割ってしまったもの以外は、割れもカケもないですよ。
収納もコンパクトにスタッキングできるので扉付きの棚にきれいに収まってます。
1周年のanniversaryコースもすぐに予約が一杯になったそうですが、お客さんはどんな風に増えてきたんでしょうか？
今地元の40〜50代の主婦の方が一番多くて、その次が20〜30代女性なんですね。
地元の雑誌やテレビに取り上げていただいたりもしたんですけど、うちに来たお客さんがInstagramやfacebookに写真をアップしてくれて。
それを見て来てくれる方も多いですね。30分〜1時間くらい離れた新潟市や柴田市の方も結構いらっしゃったり。
そういえば、Commonの食器を見たいからと、うちにいらっしゃった方も居ました。
「近くで買えるところありますか？」と聞かれたんですけどおそらくないので、ネットショップですねっていう話をして。
最後になりますが、今後のCommonの展開にリクエストはありますか？
ペンネやリゾット用に、もう少し深さのあるパスタ皿があったらいいなと思います。いまのプレートだと、盛りつけた時にどうしても、ひろがってしまう印象なので。
あとは、普通のサイズのグラス。カトラリーももうすこし薄くて軽いものがあってもうれしいなと。カトラリーは新潟の燕三条のものと知って、これも運命を感じたんですけどね。
貴重なご意見ありがとうございます。Commonはこれからもラインナップが増えると聞いてますので、ぜひたのしみにしていてくださいね。
こちらこそ、ありがとうございます。これから寒くなる季節なので、あたたかくなった頃にぜひまたお店にいらしくてくださいね。
hannoki cafeへのアクセスはこちら
hannoki cafe (ハンノキ・カフェ)
榛の木（はんのき）に囲まれた豊かな自然を眺めながら、ゆったりと過ごしていただける空間です。
【住所】〒9592624 新潟県 胎内市羽黒 2157-1
今日ご紹介したアイテムはこちらのネットショップでご購入いただけます。
うつわと生活雑貨 Threetone（スリートーン）
