
色移り・ニオイ移りをグンと軽減!「木のまな板」のカンタンお手入れ法
あなたのおうちではどんな材質のまな板をつかっていますか?
今ではすっかりプラスチックやゴムなどが主流になりましたが、毎日長時間キッチンに立つ料理人さんは、今でも木のまな板を選ぶ場合が多いようです。
ところが、ご家庭では「天然木だと扱いがむずかしい…」なんて声もチラホラ。
そこで今回は、木のまな板を長くつかうためのカンタンお手入れ法を、岐阜の木工職人さんから教えてもらいました!
長く使うために、ほんのひと手間。
暮らしになじんでいく「まな板」の正しい使い方
● 使う前に水でぬらす!
木のまな板は、ぬらすことによって表面に水の膜ができ、食材の水分や色素などがまな板に染みこみにくくなります。
ぬらしたあとは、清潔な布巾などで余分な水気を軽く拭きとってから使いましょう。このひと手間で、食材からの色移りやニオイ移りを格段に軽減できます。
● 使用後はなるべく早めに洗い、水気をよく拭き取る!
使用後は、なるべく早めに洗いましょう。
洗い方は、たわしと水でのゴシゴシ洗いがベスト! 軽い汚れなら洗剤なしでも大丈夫です(天然木にも安心してつかえる洗剤はこちら)。
必要以上に洗剤は使わず、使った場合は十分にすすぎましょう。木の反りや割れの原因になるので食器洗い乾燥機をつかうのはNGです。
洗ったあとは布巾などで水気をよく拭きとります。底面や側面、取っ手など全体をキュッキュッとしっかり拭いてくださいね。
● 風通しのよい場所で乾燥させる!
拭き終わったら、直射日光の当たらない風通しのよい場所に立てかけるなどして乾燥させます。まな板スタンドなどを使って、底を浮かせることも大切なポイント。
シンク下や戸棚の中などへは十分に乾燥してから収納しましょう。
● 黒ずみやキズが気になりだしたら…削り直しでお手入れ!
木のまな板は時間の経過とともに、傷がついたり、色が変化したり、多少の黒ずみがでてきたりと見た目が変化していくもの。
黒ずみやキズが気になりだしたら、時々さっぱりと削り直すことで気持ちよく使えます。
木製まな板は「いちょうの木」がおすすめ!
天然木のまな板は扱いが難しいと思われがちですが、軽量で適度な油分を含んだいちょうの木は、水はけがよく乾きが早いなど、扱いやすいのが特徴。
弾力性にすぐれているので、切り跡も自然に修復されて目立ちにくいのも魅力的です。
岐阜の木工ブランド・woodpeckerの「いちょうの木のまな板」は、長時間包丁を握っていても疲れにくく、プロの板前さんにも愛用されています。