
300年続く熟練の味!国産小麦のもちもち感がたまらない「稲庭うどん」(秋田)
「日本三大うどん」の一つとも呼び声高い、秋田の名産品・稲庭うどん。
何日もかけて丁寧に手延べする製法がなめらかな喉ごしを生み、藩主への献上品や幕府への土産品として長く珍重されてきました。
なかでも「佐藤養悦本舗」さんは、300年にわたって守られてきた伝統製法を受け継ぐ数少ない作り手。
扱いが難しい国産小麦粉の香りや弾力を敏感に感じ取りながら、熟練の技・感覚で極上の稲庭うどんを仕上げています。
手間と時間をかけてでも「本物」を
古きよき製法を重んじる佐藤養悦本舗さんでは、稲庭うどんを急いで作ることは決してありません。
なぜなら「伝統製法や品質、おいしさが犠牲になってしまうような効率化は絶対にできない」という強いポリシーが息づいているからです。
小麦粉、澱粉、食塩はすべて国産品を使用。
色も水分量もばらつきのある国産小麦粉ですが、鼻を抜ける香りやコシの強さ、ゆでた麺の豊かな喉ごしはまさしく一級品。外国産の小麦粉では決して実現できません。
製造に多くの時間を必要とする同店の稲庭うどん。言い換えれば、気長に待ってでも食べたい「本物の麺」がここにあるのです。
生麺には生麺のおいしさがありますが、稲庭うどんは干すことで完成する麺。
もちもちと力強い歯ごたえやコシ、お口の中をツルッと滑り落ちていくような食感は、生麺でかんたんに表現できるものではありません。
うどん好きの方にとってはたまらない「本物のうどん」のおいしさが体感できるはず。
この夏、ぜひ一度試してみてはいかがでしょう。