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  • 2017年11月7日 地方から全国へ「パン豆 ひなのや」のインターネットを活用したメッセージ発信

地方から全国へ「パン豆 ひなのや」のインターネットを活用したメッセージ発信

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パン豆 ひなのや 玉井 大蔵さん インタビュー

愛媛県西条市にある「パン豆 ひなのや」さん。「カラーミーショップ大賞2017」では、独自の商品開発やかわいらしいパッケージデザインなど、愛媛の文化に新たなアイデアを組みあわせて全国へ地元の魅力を発信していく姿勢が決め手となり「にっぽん文化奨励賞」を獲得しました。今回は商品開発から販売経路拡大について詳しく伺います。

独自性の高い製品で、販売経路を最速ルートで拡大

ひなのやさんがつくっている「パン豆」とはいったいどんな商品ですか?

お米をふくらませてつくるお菓子です。愛媛の東予地域では「パン豆」と呼ばれて親しまれているんですけど、一般的には「ポン菓子」と呼ばれています。

このあたりではよく食べられているものなんですか?

そうですね、西条市を中心にこのあたりでは古くから結婚式の引き出物として親しまれてきました。そういった文化的な背景がひなのやのビジネスを後押ししてくれたと思います。

一般的なポン菓子は受注生産や砂糖のみで味付けしたものが多いんですが、うちの場合は複数のフレーバー展開で卸売に特化しています。

フレーバーは現在どれくらいあるんですか?

だいたい7〜8種類ですね。季節限定もいれたら10種類以上あるかもしれません。1年でだいたい15万パック製造して、そのうち70%は県外へ卸しています。

都内の雑貨店で、ひなのやさんのポン菓子を見たことがあります!

県外に卸しているほとんどが関東のお店なんです。中川政七商店さんとか日本百貨店さんとかにも置いてもらってます。

どんな経緯で都内の有名店へ卸しをはじめたんですか?

最初はこの近くの産直市場に置いていたんですけど、市役所から「西条市の駅に地域物産の棚をつくったからそこに置いてみないか?」と相談をうけて。そこに置いてしばらくしたら、高松市にある『まちのシューレ』のバイヤーさんが駅でたまたまうちの商品に気づいてくれて電話がきたんです。

産直市から駅の棚、そこから高松のセレクトショップへ。

そうです。『まちのシューレ』さんに置いてもらうようになったとき、ちょうど瀬戸内芸術祭がはじまって四国全体が盛り上がってきたんです。『まちのシューレ』さんにも全国からバイヤーさんや編集者さんがいらっしゃって。そういったムーブメントのなかで、たまたま中川政七商店さんにみつけてもらってお問い合わせいただいたんですよ。

では中川政七商店さんに置いてもらえるようになるまで、かなり早いスピードだったのでは?

そうなんですよ。全国展開までの最短ルートをいったようなものです。そのあとも四半期ごとにぽんぽんぽんとお声かけいただいて。本当にありがたいことです。

自ら営業や広告活動はされていますか?

ほぼしてないですね。営業する間もなくといいますか。声をかけてくださった企業さんが多店舗展開をぐんぐんされていってるので、そのお客さまへ提供するだけでうちの生産能力ではてんてこ舞いってかんじです。

時代にあった「買い物のしやすさ」を意識する

店舗でいうとこの本店のほかに壬生川駅の前にお店を持っていますが、愛媛の都市部に展開することはないんですか。

お客さんからも「松山市にお店をだしたら?」と言われるんですけど、そこに注力する余力があるなら発信力の強化という意味でもっとネットショップをしっかりやりたいですね。

ネットショップはいつから始められたんですか?

壬生川駅前店オープンと同時なので2年半前です。

ネットショップを始められたきっかけを教えてください。

駅前店をオープンするタイミングで正社員を雇ったんですが、彼女が来てからWebサイトにも注力できるようになって。それでネットショップを始めたかんじです。

カラーミーショップを選ばれた理由は?

デザイン物の印刷を頼んでいた業者さんに松山市で活躍されているWebデザイナーさんを紹介してもらいました。彼が、コストやデザインをふまえてカラーミーショップを勧めてくれました。

実際に使ってみていかがでしょう?
不便に感じるところはほとんどないです!

通販の売り上げはいかがですか?

卸売と同じく県外からの注文が多いです。ただこの春にはお中元の需要もあったみたいでギフトもけっこう出るようになりました。でも正直まだまだです。

今まで製造でいっぱいいっぱいだったので、全国の方に知ってもらうための努力が足りないと感じています。今の情報発信は単純に自分たちが好きなように写真や文を編集して掲載しているので、ちゃんとした広報活動までいたってないんですよね。

たとえば広告の利用は検討されてますか?

ひなのやの文脈・伝えたいことをきちんと読み解いてくれて、未来まで一緒に見てくれる人ならいいんですけど、外部の方へまるごとお願いするのはいやだなあと思って躊躇しています。(笑)

これから挑戦していきたいことはありますか?

買い物のしやすさをできるだけ時代に合わせていきたいです。

買い物のしやすさですか。

たとえば今は決済に「楽天ペイ」を導入しているんですけど、これまで3クリックで買い物できていたのが2クリックで買い物できるようになったら、そっちのほうがお客さんとしてはありがたいですよね。売る側からすると「2も3もそんなに変わらないのでは?」という心理もあるんですけど、やっぱり少しでも便利な環境を整えていきたいと考えています。

地方で商売をするうえでネットショップは大切な関係構築ツールのひとつ

SNSやブログはどのように運用されていますか。
SNSはFacebookInstagramをやっていて、それはスタッフにおまかせしています。ブログもスタッフが中心となってたまに僕も書いているんですが、まだまだ改善していかないといけません。

アマンホテルさんにポン菓子を置いてもらったというブログ記事を拝見しました。

そうなんです。アマンホテルさん。実はそのことがきっかけで今度中国のほうで商談が生まれたんですよ。「アマンホテルで食べてすごくおいしかったから、今度日本の食材を販売する事業をするときにぜひ取り扱いたい」と話をもらって。

思わぬ経緯で販売経路が開拓されていってますね。

そうですね。ネットでの発信をきっかけにリアルでどんどん関係性を築けているのはうれしいことです。ただ地方で商売をやっている以上、いろいろ目指すところはあるにせよ目の前のお客さんがどんどん減っているという現実もあるので、地方だからこそネットショップみたいなものに力をいれていかないといけない…という焦りもあります。

ちなみに、玉井さんが影響を受けた書籍などあれば教えてください。

京都で誠光社という本屋を営んでいる堀部篤史さんの本で『街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。』っていうのがあるんですけど、それにすごく影響を受けましたね。

壬生川駅前店で、じつはちょっとした図書館をやっていて。それの選書も彼にお願いしているんですよ。

図書館ですか!

ふつうに暮らしていくうえで町にお店がないと暮らしていけないじゃないですか。町にとってのお店の意味ってなんなんだろうというのを考えはじめて、そしたらなんとなく「本」というアイテムが頭のなかで膨らみ始めて。自分に子どもができたっていうのもあって、子どもに本を残してあげたいなと思ってはじめたんです。

販売するだけがお店の役割ではない。ネットショップも同じかもしれません。最後に、ひなのやさんの目標を教えてください。

この敷地内に今度は工場をつくって、人と人・地方と都市のいい関係をつくりたいです。そのときは、あわせて図書館みたいな空間もつくりたいなと思ってます。それができたあかつきには、観光要所の一つとして必ずひなのやが挙がる。そういうスポットにするぞと意気込んでますね。そのタイミングでネットショップも大きくリニューアルできたらなあと考えています!

新しいひなのやさんに会える日が楽しみです。今日はお話をありがとうございました!

 

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