さまざまなハンディキャップを持った人たちが、それぞれの個性ある分野で活躍している「studio COOCA(スタジオクーカ)」へ訪れたカラメル編集部。アトリエの訪問レポートに続き、今回は取材で出会った作家さんたちを中心に、とっても個性的な作品の数々をご紹介します。
目次
1.おちゃめなのに、ちょっぴりブラックな世界
アトリエの入り口に、どーーーんと置かれたこちらの装置。
横溝 さやかさんの「オレ三世とピ・ヨンジュの大冒険」の紙芝居の舞台なんだそう。
クワガタみたいな頭をもった「オレ三世」と、ひよこみたいな「ピ・ヨンジュ」。
かわいいキャラクターとちょっぴりブラックユーモアが散りばめられている世界は、一度公演をみると病みつきになるんだとか…。
ミニサイズで、絵本のように楽しめる「さやか劇場 かみしばい」も必見です。
2.ヴィヴィットで元気いっぱいのキャラクター
壁に貼られていた絵が、ひときわ目を引いた栗田 佳子さんのイラスト。
そのキャラクターは、多くを語らずともその目でいろいろな感情を訴えかけてきます。
こちらの「keikoNEKO クッション」は、ぎゅっと抱くのにちょうどよいサイズ。お仕事中の腰まわりを守るのにもおすすめなんだそう!
3.独特の「村松フォント」に心つかまれる!
1Fの制作スペースの奥で、ヘッドフォンをつけて、何やら黙々と作っている作家さん。
机をのぞきこんで、びっくり!よむよむカラメル編集部も一目見てすっかり惚れ込んでしまった、村松 陽介さんの作品がこちら。
企業のロゴや広告などから抽出した文字を独自の書体で並べた不思議な作品の数々。クーカでは「村松フォント」なんて呼ばれているんだとか。どこか無骨でクールな印象のこちらのノートは男性におすすめです!
4.目の色・表情、明るくってのびやかな人物と動物
かわってこちらはカラフルな色彩が目を引く、原山大さんのイラスト。
ネットショップにもたくさんグッズが出ていて、カラメル編集部にとって、気になる存在でした。
こちらが原山さん。ご両親はラオスの方。生まれ持った感覚でしょうか、とっても色鮮やかな画面に引き込まれます。
雑誌や図鑑を参考に描かれた人物に動物。
のびのびとしたポーズと明るい表情がとっても印象的です。
…ちなみに「原山 大」は日本名。本名の「サンティロ」「サンちゃん」とみんなに呼ばれている姿がなんとも微笑ましかったです。
5.何気ない一コマを切り取った不思議なイラスト
堀江 佳世さんの描くイラストは、なんだか不思議。過去の記憶をたよりに、テレビで見た一コマを中心に切り取ったイラストを描いています。
A6ほどの画用紙にペンや色鉛筆で描かれたイラスト。その数は…段ボールいっぱいになるほど!もう何十年も描いているんだそうです。
編集部のツボは、あの女性3人組の人気ユニット「バリューム」…なかなか特徴をとらえています。
6.千億万円ほしい! ご利益満載の1点もの熊手
アトリエに飾られていた段ボールの大きな熊手。こちらは伊藤 太郎さんの作品です。
伊藤さんの熊手は、さまざまなイベントで展示されていて、大きなものから小さなものまでサイズもさまざま。かれこれ2年くらい、ずーーっと作られているんだそう。
一番大きなものは、取材日当日は茅ヶ崎の駅ビルにて展示販売していました。
貴重な裏側を見せてもらうと…なんとびっちりとパーツが貼ってあるんです!!!
小さな熊手はひとつ700円。しかもこれも、すべて手作り、1点もの。
ちょっとずつ表情が異なる熊手は、選ぶのも楽しいです。
ご本人から直接購入すると、前後でちょっとした「儀式」もしてくれます。ぜひ機会があればイベントなどで直接ご購入くださいね!
今日ご紹介した作家さんは実際に会うことができます!
スタジオクーカさんは、さまざまなイベントに出展されています。直接作家さんにお会いすると、より一層愛着を持てることまちがいなしです。最新のイベント情報は、Facebookページでチェックしてみてください。
また、毎週木曜日は「見学強化デー」として、作家さんによるアトリエの見学ツアーを実施しているそうです。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
アトリエへのアクセスはこちら
studio COOCA(スタジオクーカ)
【住所】平塚市平塚4丁目15-16
平塚駅西口より徒歩20分。バス:北口3番乗り場より21・22・77系統。10番乗り場より28系統に乗車。「桧扇町」下車1分。
*西口駅前でレンタサイクルが¥200で借りられます。
見学は、サイトのメールフォームまたはお電話(0463-73-5303 )で事前にご連絡してからの訪問をおすすめします。