ついつい、あれもこれもと集めてしまいがちな食器。悩みといえば、テーブルコーディネートがむずかしくなってしまうこと…。
今日ご紹介するのは、ヨーロッパの器とも相性がよく、使い勝手のよい白い器たち。
九州にアトリエをかまえる磁器作家・角田淳さんの作品の魅力に迫ります。
角田淳さんの美しい器、その魅力は「使い勝手の良さ」にありました。
EDIT LIFEのディレクターを務める福田春美さんは、角田さんの器の長年のファン。
「妻として、母として、使い勝手の良いものを作り続けるスタイルに共感するんですよね。モダンな印象を受ける灰白と柔らかなラインが魅力的で、ヨーロッパの食器と一緒に使っても様になるところが気に入っています」とおっしゃっています。
こちらが角田さんのアトリエ。釉薬がかかる前の器の形も、とってもすてきです。
角田さんの器は、すべて磁器。陶器との違いは、磁器は通常の陶器に比べ高温で焼かれている、ということ。
そのため、陶器よりも壊れにくい器となっています。
そしてなんといっても角田さんの作り出す白色は上品で、どの器もひとつとして同じ色をしていません。
少しだけ灰色がかった、ぬくもりのある白は、磁器を焼く行程にさらにひと工程加えることで完成します。
そんな角田さんの作品の中でもおすすめなのがこちら
まずは、こちら。ヨーロッパのお菓子クグロフのデザインをモチーフにした器シリーズ「クグロフ」。
お茶をのむときや、小鉢として使うのにぴったりな3つのサイズ展開。
ころんとした丸みのあるデザインと、手に馴染む造形に、手仕事の魅力を感じられる作品です。
続いてこちらは「すみ切り皿」。
ほどよい厚みがあり、角を切り落としていることで四角いお皿よりも柔らかな印象を与えてくれます。
このほかにも、醤油切れの良さに定評のある「しょうゆ差し」や使っていないときも絵になる「生姜おろし」など、どれも名品です。
使いやすさと優しい手触りから、手仕事の魅力を感じられる角田さんの器たち。
手にとればきっと、この器にはどんなお料理をのせようかな?とわくわくするはずです。
料理この器にはこういう料理かな、と器を主役にしてお料理を考えてみるのもよいかもしれません。
今日ご紹介したアイテムは EDIT LIFE さんでお買い求めいただけます。
コンセプトは「立体編集」。東京、シンガポールを拠点にライフスタイル、カルチャーの情報を発信するギャラリーショップEDIT LIFEさんでは、テーブルウェアやキッチンツールなど販売しています。ぜひサイトをチェックしてみてくださいね。