60年以上の歴史ある、愛媛県の老舗和菓子屋「清光堂」さん。
お店を切り盛りするのは、先代の娘である智恵さんとその夫であるビル・リオン・グレローさん。
後継者として和菓子職人になるために、お二人は2000年にグアムから日本へと戻ってきました。
ビルさんは来日当初は全く日本語を話せず、
和菓子職人として勉強しながら大変苦労をされたそうです。
試行錯誤の日々のなかで、昔からお店が得意としていた「大福まんじゅう」をもとに
二人が考え出したのが、愛媛の特産品である「みかん」を使った大福でした。
こちらがその大福。その名も…「一福百果まるごとみかん大福」。
コシを出すために1時間かけて手で練り続けた求肥の生地。
その、もっちもちな大福生地にくるまれているのは、みかんと白あん。
少し酸っぱいみかんを使うことで、あんこの甘みがより引き立つんだそう。
こちらの大福に使っているみかん。
本来なら捨ててしまう「3Sサイズ」の小ぶりなみかんを
農家さんにおねがいして、特別に下ろしてくださっているそうです。
だからこの大福には和菓子の技術だけでなく、
みかんをつくる生産者さんの手間暇とまごこころがこもっているのです。
このほかにも、みかんのわらびもちや生どらやきなど
きになる和菓子がたくさん並ぶ清光堂さん。
ぜひ、ネットショップでお取り寄せしてみてくださいね。