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実店舗のオープンおめでとうございます。
ありがとうございます!
神武寺駅、初めて来ました。実店舗の場所にこの駅を選んだ理由は…?
2駅前にある「金沢八景」へ引っ越したことをきっかけに家の近くでお店を開きたいなと思っていたんですが、なかでも神武寺は自然がたくさんあって、北欧のようなゆったりとした時間が流れる場所で…。僕たちの雑貨やお菓子に興味を持って小旅行気分で来てもらうにはうってつけの場所かなと考えたんです。
もともと神武寺という場所は、知っていたんですか?
以前通っていた相談家具屋さんの木工教室で教えてもらったんです。ちなみにこのお店の内装もかなりご協力いただきました。
なるほど。お店のつくりにもこだわりがたくさんありますね。この青いドアなど、とてもかわいいです!
スウェーデンの家屋には青色のドアも多いので、その色を採用しました。取っ手も流木を取り付けています。できるところはけっこうDIYしてますね。
手作りといえばお店に並んでいる「お菓子」はどのようにしてご準備されたんですか?
じつはうちの妻が、もともと和菓子職人でして。
なんと!
材料とか基本的なところは変わらないので、それでスウェーデンのお菓子づくりを彼女が担当しています。
スウェーデンのお菓子というと、どんなものがあるんですか。
「マジパン」ってご存知ですか? 砂糖とアーモンドを挽いて練りあわせた、餡のような食感のある菓子なんですけど。そのカラフルなマジパンを使ったケーキが有名ですね。
あとは焼き菓子。スウェーデンの幸せを運ぶ馬「ダーラナホース」をモチーフにしたクッキーやモンブランの口金を使って作る「モカの毛玉」など、焼き菓子を多く取りそろえています。どれもユニークな名前と珍しい見た目や食感が体験できるもので、できるだけ現地のレシピを大切にして作っています。
もともとはスウェーデン絵本の専門店としてスタートされていたかと思います。お菓子も展開されるようになったのには何か理由が…?
絵本のネットショップとして始めたんですけど、こうやって実店舗をもってお店をさらに大きくしていくためにも絵本だけでなくお菓子や雑貨なども販売していきたいな、というところでもともと本屋を意味する「リッラ・ブークハンデル」だった屋号を、親しみやすい”猫”を意味する「リッラ・カッテン」に変えて、これまでよりも幅広いアイテムを取り扱っています。
実際に留学してみるとスウェーデンには、日本人がまだ知らないおもしろい文化がいっぱいありました。それで、日本では「北欧」というワードに集約されてしまっているスウェーデンの魅力を、もっと具体的に伝えたいという気持ちからスウェーデン語絵本の専門店を始めたんです。ちなみに、その留学先で出会ったのがひとつ学年が下の妻で…。
奥さまとは、留学先であるスウェーデンで出会われたんですね!
はい。夫婦でいつかスウェーデンの魅力を伝えるお店をやりたいね、という話になって今に至りました。だからうちのお店は「北欧の」ではなく「スウェーデンの」お菓子や絵本。雰囲気ではなくて、しっかりと方向性を持ったうえでスウェーデンという国の文化と良さを伝えていきたいと思っています。それが他店舗と比較したときの強みになるとも感じていますしね。
日本だと残業ってよくあることだと思うんですけど、スウェーデンにはあまりありません。夏は1カ月くらい休暇を取って海外へでかけたりバカンスを楽しんでいます。みんな仕事とプライベートのバランスをきちんと取っていますね。
日本人が憧れてしまう生活ですね…!
本当にそうです。そういうスウェーデンのゆったりとした暮らしかたなんかを、お菓子や雑貨、絵本をとおして伝えていきたいですし、自分たちもこの地で実現させたい気持ちがあります。
実はこの陶器、カラーミーショップ大賞2016 をきっかけに知った「Kusafune Online Shop」さんというお店に特注で作っていただいたものなんです。
そうだったんですか!Kusafuneさんは陶芸作家さんが制作から運用までされているネットショップですよね。
はい。もともとあるかたちに、お店の名前を入れていただきました。ちなみにこの3匹はアジ、トロ、サバという名前です。(笑)
他にもカラーミーショップを通じて生まれた「つながり」はありますか?
ありますね。「世界のおみやマーケット」に同じく出店されていた北欧雑貨のお店「FORSLAG DESIGN」さんは、そこでお話が弾んで。SNSなどで情報をシェアしたりお互いの動きをちょっと見たりとか、ありきたりな言葉で言うと「切磋琢磨」している感じがあって、うれしいです。
なるほど。すてきなご縁を取り持つことができて、わたしたちもうれしいです。最後に、今後筒井さんが挑戦したいことや考えていることなどありますか?
まだ実店舗をはじめたばかりなのですが、ここを拠点にスウェーデン語のワークショップなどを考えています。少しでもスウェーデンに関する情報を発信する場所が作れたら、いいなと。
スウェーデンが好きな人たちが遠方からわざわざこの店に訪れてくださるのが理想ですが、今は地元の人たちに愛される場所を目指すのもおもしろいなって思っています。流行り廃りではなく、地元の人に利用してくれるお店のほうが長く続くかなって。そうやって訪れてくれた人たちの中から「スウェーデンのこともっと知りたい!」って思ってくれる人が現れたら最高ですね。
これからリッラ・カッテンさんがどんなふうに成長していくのかとっても楽しみです!今日はありがとうございました。
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