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  • 2016年3月30日 静岡で異例の大ヒット!「バリ勝男クン」の仕掛け人に聞く、誕生秘話とWEB戦略とは?

静岡で異例の大ヒット!「バリ勝男クン」の仕掛け人に聞く、誕生秘話とWEB戦略とは?

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制作会社インタビュー
「販売促進研究所」大河内佑生さん 溝口佳菜子さん

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静岡県出身のスタッフが、最近帰省をするたびに両親や友達から勧められる2つの商品、「バリ勝男クン」と「特撰まぐろオリーブ油漬」。調べてみると、2つの共通点は、ネットショップをカラーミーショップで運営していること。そして、「販売促進研究所」という会社がサポートしていること。そこで、仕掛け人である「販売促進研究所」(静岡県静岡市)さんにお話を聞きにまで行ってまいりました。前半は、「バリ勝男クン」の誕生秘話とウェブ戦略について語っていただきました。

広告だけで地方の商品は売れない。ターゲティングから包括的にサポート

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(ウェブ担当 大河内佑生さん マーケティング担当 溝口佳菜子さん)

今日はよろしくお願いします。それでは、まずお二人と会社のご紹介をお願い致します。

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弊社「販売促進研究所」は、中小企業のお客様を中心に、マーケティング調査、商品開発サポートからネットショップ作成まで、幅広く販売促進のサポートを行っております。

私は、マーケティングプランナーとして働いています。

販売促進研究所大河内
僕は、ネットショップをはじめ、ウェブ全体のディレクションを担当しております。

実は、私も静岡県静岡市の出身でして、最近地元でヒットしてる商品は、「販売促進研究所」さんがプロモーションをされているということを知り、今日は取材をお願いいたしました。
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そうなんですね!東京からはるばる、ありがとうございます。

お二人とも静岡出身なんですか。
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いいえ。私は、大学まで東京だったんですが、静岡の広告代理店に就職し、その後「販売促進研究所」の立ち上げから入っています。

販売促進研究所大河内
僕は、静岡市出身です。東京で古着屋のネットショップ運営などをしていたんですが、地元に帰ろうと思った時に縁があって入社しました。

そうなんですね。では、お二人とも、東京に住んでらっしゃったんですね。
御社は、ブランディングからネットショップの運営まで、販売促進に関わることを包括的に行っているとのことですが、単に広告だけを扱うなどではないんですね。

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なかなか広告だけで商品を売るのは難しくて、そもそものターゲティングや商品設計からすべてサポートできればと思い、そういった事業内容になっています。

全部をサポートしたほうが良いというのは、地方ならではなんですかね。

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そうかもしれないですね。東京はもっと、リサーチ、マーケティング、広告と、専門分野に特化した会社が多いように思います。もしくは、大きな規模のコンサルティング会社だったり。うちのように、中小企業を顧客に全てを請け負っている会社はあまりないと思います。

マーケティングの概念がない地方企業を動かすのは「主婦の声」

なるほど。地方の中小企業では、なかなかまだマーケティングやウェブの専任担当がつけにくいからかもしれないですね。ご苦労も多いのではないですか。
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そうですね。仰るとおり地方の中小企業さんは、昔からモノづくり一筋の企業が多いので、マーケティングを踏まえた商品開発が必要だということを説明するのはなかなか大変でした。

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(「清水もつカレー」など静岡県内のヒット商品を多く手掛けている)

どう突破されたんですか。
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まずは、「消費者の声を取り入れて商品を作りましょう」ということを納得してもらいました。

消費者の声を聞くという概念があまりないんですね。実際どのようなことをされたんですか。
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弊社でモニター制度を作りました。県内の30〜40代の主婦の方々にモニターになってもらっているんです。現在では、250名の方にご登録いただいていて、アンケートをとったり、インタビューをさせていただいています。

「主婦」で構成されているのは、商品を購入されるのは主婦が多いからということですかね?
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そうですね。私たちのお客様は、食品関係の方が多いので、そうなってくるとはやり主婦の方がターゲットになるので。

モニターの声で、クライアントさんは変わってきましたか。
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はい。私たちが説得するよりも、「主婦の方がこういっていますよ」といったほうが、納得していただけます。そうして、少しずつコツコツと信頼していただいて、今に至っていますね。

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大河内さんは、東京から静岡に戻られて、違いを感じることはありますか?
販売促進研究所大河内

そうですね。そうですね。ウェブという観点では、東京と地方では、最大5年くらいのタイムラグを感じることがあります。

そんなにですか!
販売促進研究所大河内

東京で行っていたウェブ運用というものが、地方ではまだ行われていなかったり。これからという感じがしています。

“パパのおつまみ”から”子供のおやつ”へ ターゲット変更で生まれた「バリ勝男クン」

今や、静岡のどこに行っても見かけるシーラックさんの「バリ勝男クン」も御社でプロモーションされたんですよね。シーラックさんは静岡では有名な企業さんですよね。

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(おみやげ物売り場にずらりと並ぶ「バリ勝男クン」)


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シーラックさんは、鰹節メーカーで、もともとは引き出物や仏事で配る「鰹節パック」などを主に販売されている企業さんでした。それが、初めて、一般の消費者の方に向けて商品を出そうというタイミングでお声がけ頂きました。

具体的に一般向けに販売したい商品のアイデアはあったんですか?
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鰹節のチップス「バリ鰹」ですね。引き出物として人気なので、おつまみとして販売したらどうだろうというお話でした。

バリ鰹

静岡の引き出物の定番ですよね!私も何度かいただいたことがあります。でも、バリ勝男クンはどちらかというと、おやつのイメージが強いのですが。スクリーンショット 2016-04-08 9.39.08溝口
そうなんです。主婦の方に、鰹節のチップを食べてもらったところ、美味しいしおつまみにもいいんだけど、体に良さそうだから子供にも食べさせたい!という意見がたくさん出てきて

モニター制度のパワーが発揮されたんですね。スクリーンショット 2016-04-08 9.39.08溝口
そこで、魚介類を使ったおつまみは競合も多いですし、子供をターゲットにしたらどうかということで、あのキャラクターを作ったんです。

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静岡のテレビCMでバンバン登場するあのキャラクターですね。
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そうですね。CMの効果はとても大きかったです。でも、もともとはインタビューの声を元に、伝えるターゲットを設定し直したということが一つの実績だと考えています。

なるほど、おやつになったことで、大人の私も、昼間でもバリバリ食べてしまいます。CMも子供向けだから可愛いんですね。歌が頭から離れません。
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子供に歌ってもらえるような歌を作ろうということで、あのCMになりました。

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全国への足がかりとして始めたネットショップ。
大切なのは「スマホ」と「世界観」

「お茶」と「うなぎパイ」と「こっこ」に続いて、すっかり静岡の定番おみやげですよね。静岡以外でも販売しているんですか。
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販売したいという気持ちはあるんですが、物産展や静岡のアンテナショップを除くとなかなか難しくて。でも、東京都知事賞と大阪府知事賞はいただいたんです。

静岡県知事賞ではなく?

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はい(笑)。静岡にはそういう賞がないんです。商品はそのように認めていただいているので、これから全国に売りたいなと思っています。まずは、全国への最初の足がかりとして、ネットショップに力を入れることにしています

なるほど。それでネットショップを始められたんですね。ネットショップの戦略はありますか。
販売促進研究所大河内

バリ勝男クンは、CMの効果や、県外での賞を獲得したこともあって、全国から「バリ勝男クン」という検索はとても多いんです。ネットショップの流入も、ほとんどが「バリ勝男クン」というキーワードで検索されたもので。

ですから、今は、そうやってなんとなく「バリ勝男クンてなんだ?」と検索して流入してきた方たちを、すぐに帰らせないようにするためには何を伝えればいいのか、ということを考えて改善しています。

勝男クン。オンラインショップ具体的にどんなことを伝えていますか。
販売促進研究所大河内

カツオのチップスですよ、などという製品の詳細よりも、バリ勝男クンのキャラクターだったり世界観を伝えようと試行錯誤しています。まずは、興味を持ってもらうことが大切だと思っていて。

実際どのようなことをされていますか。
販売促進研究所大河内

写真と成分表示しかなかった商品ページに、CMの動画を追加したり、楽しい雰囲気を伝えるようにしています。

売上に影響はありましたか。
販売促進研究所大河内

少しずつ売上が上がりましたね。動画の反応も増えてきて。

あとは、メディアやCMをきっかけに検索される方は、スマホ経由での流入になるので、デザインをパソコンでもスマホでもデバイスによって自動で切り替わる「レスポンシブ」対応をしました。

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スマホからのアクセスは多いですか。
販売促進研究所大河内

はい。パソコンよりもスマホのほうがアクセスされます。自分のことを考えても、最近すっかり家でパソコンを開かなくなって。これから先、またパソコンに戻るということはあまり考えられないので、「バリ勝男クン」に限らずスマホ対応は必須だと思っています。

わかります。ついつい作る側としては、パソコンを重視しがちですが、家ではスマホですよね。
販売促進研究所大河内

スマホから気楽に注文いただける環境にすることは必須だと改めて感じます。


後編は、販売促進研究所さんの他の2つのクライアント「由比缶詰所」さんと「まるとう農園」さんについて語っていただきました!!

[後編]のどかな町で生まれた大ヒット商品に学ぶ。地方企業がネットショップで成功する秘訣とは。

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