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ネットショップのロゴの作り方とは?ロゴ作成ツールで自作する方法やコツ・注意点を解説!

ネットショップ運営を始める際には、お店の顔となるロゴを作成したいと考える人も多いでしょう。
ロゴはネットショップの認知度を高めるために重要であり、作成することで売上アップにもつながります。

そこで今回は、ネットショップになぜロゴが必要なのか、ロゴを作成する際のコツ・ポイント、ロゴを作成する方法などを解説していきます。

ツクルくん
ツクルくん

お店のロゴを自分で作ってみたいけど僕でも作れるのかな?

カラミちゃん
カラミちゃん

そんなツクルくんのために、初心者向けにネットショップのロゴの作り方について詳しく説明していきます!

そもそもロゴの意味・役割とは?ネットショップになぜ必要か解説!

生活する中で企業のホームページやSNSのアイコン、商品パッケージなどでロゴを目にする機会も多いと思います。

ロゴは社名や商品名などを図案化したもので、企業のブランディングにおいて不可欠です。

ブランディングとは、顧客の共感を高めることによって企業の価値を高めていくことを意味します。

では、ロゴにはどのような役割があるのかを見ていきましょう。

自社が認知され覚えてもらいやすくなる

世界最大規模のショッピングサイトAmazonや、トップスポーツブランドNike(ナイキ)のロゴは、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

人は文字よりも画像のほうが記憶に残りやすいといわれていることから、消費者に自社を認知してもらい、覚えてもらうにはロゴがあるほうが有利です。

一目で覚えられる特徴的なロゴや、自社の売りをうまく表現したロゴを用いることでさらに認知度が高まるでしょう。

また、消費者が共感を抱くロゴを使うことで、企業や商品、サービスの価値向上にもつながります。

立ち上げたばかりのネットショップでも、ロゴが消費者の記憶に残れば、購入されるチャンスも増えるでしょう。

カラーミーショップのネットショップオーナーさんも、ブランディングのために商品自体にロゴを入れたことで、どこのショップのものかがわかりやすくなり、商品を認知されるようになった経験があるそうです。

詳しくは下記の、現役ショップオーナーさんによるInstagram活用セミナーを見てみてくださいね。

売上アップにもつながる

アメリカで実施されたある調査によると、三角形のロゴと比較して円形のロゴが入った商品のほうがよく売れ、円形のロゴと比較して紋章のロゴが入った商品のほうがよく売れたことがわかりました。

上記のことから、ロゴ選びが売上を大きく左右するといえるでしょう。

また、たとえばシャネルやヴィトン、グッチなどのハイブランドになると、そのロゴが入った商品を持っていることが1つのステータスとなり、ロゴが入っているだけで商品が売れます。

そのため、自社ブランドのファンにとってはロゴも商品を買うかどうかの1つの要素となり、ロゴ入りの商品を作ることは売上アップにつながるでしょう。

自社のイメージを表現できる

ロゴは企業や商品の顔となるものです。
どのような商品を販売しているのかが一目でわかるロゴや、コンセプトがうまく表現されているものは、自社のイメージ形成に役立ちます。

たとえば、時計のハイブランドROLEXは王冠マークのロゴが有名ですが、時計にあまり詳しくない人が見てもそのロゴが入っていれば、ROLEXのものであることがわかるでしょう。

さらには、「ROLEXの時計であれば安心」という信頼感にもつながるのです。

このように、一度消費者からロゴに対する信頼が得られれば、ロゴを見るだけで安心して購入してもらえるようになります。

また、自社のイメージをうまく体現したオリジナリティのあるロゴを作成することによって、競合との差別化が図れ、より消費者の印象に残るでしょう。

ロゴを作る際のコツ・ポイント

ネットショップのロゴを作成する際には、ロゴの種類を知っておく、テーマ・コンセプトを明確にするなどいくつか押さえておくべきポイントがあります。
ここからは、ロゴを作る際の4つのコツ・ポイントについてご紹介していきます。

ロゴの種類(パターン)を知っておく

ロゴには、大きく分けて下記の3つの種類(パターン)があります。

  • ・アイコンのロゴ
  • ・社名(サービス名)のロゴ
  • ・社名+アイコンのロゴ

アイコンのロゴは、それだけで企業やブランドを表しているものです。
たとえば、AppleのリンゴマークやマクドナルドのMマークは、ロゴを見ただけでその企業がわかりますよね。

社名(サービス名)のロゴは、文字のデザインやフォント、配色などで社名を表現したものです。
検索エンジンのGoogleやスーパー大手のイオンがこのパターンを採用しています。

社名+アイコンのロゴは、アイコンと文字がセットになっているものです。
たとえば、キャッシュレス決済で有名なPayPayや大手スポーツブランドadidasは社名とアイコンを組み合わせたロゴです。

テーマ・コンセプトを明確にする

ロゴを作成する際は、テーマ・コンセプトを決めることが重要です。

テーマとは、「自社の商品・サービスがどのようなイメージを持たれたいか」です。

たとえば、新しくネットショップを立ち上げる際に、「ハイクオリティで大人向けの商品展開」にするのか、「若い世代にも受けるコストパフォーマンスのよい商品展開」にするのかでイメージは大きく異なります。

大人向けであれば落ち着いた配色のデザイン、若い世代向けであればポップなデザインのロゴとなるでしょう。

テーマが決まったら、コンセプトを考えます。
コンセプトとはロゴの基礎となる考え方のことです。

たとえば、ハイクオリティで大人向けのネットショップであれば、「洗練された」「スタイリッシュ」などのキーワードが出てくるでしょう。

このようなキーワードを軸にコンセプトを固めることで、ロゴ作成時の方向性が導き出されます。

色・形・フォントが与えるイメージを把握する

ロゴをデザインする際は、使用する色や形、フォントがどのようなイメージを与えるかについても知っておく必要があります。

たとえば、ロゴに赤を使う場合は視覚的に訴求する力が強く、見る人の注意を引き付け、食欲などを刺激するため、食品業界のロゴによく利用されています。
一方、青は爽やかなイメージを与えるため、清涼飲料水などのロゴに多く使われています。

また、ロゴに使う形によっても印象が異なります。
円形のロゴであれば安心感、対称的なロゴであれば伝統性、非対称であれば新鮮なイメージを与えるでしょう。

文字をロゴに使う場合は、フォント選びも重要です。
たとえば、明朝体であれば高級感や繊細さ、ゴシック体であればカジュアルさ、手書き文字であれば親しみやすさが出ます。

このように、色や形、フォントはロゴの印象を大きく左右するため、慎重な検討が必要である非常に大切な要素です。

他社のロゴをたくさん見て研究する

ロゴを作成する際は、他社のロゴを参考にすることをおすすめします。

他社のロゴをいろいろ見ておけば、自社のロゴをどのようにするかを考える際に役立ちます。
さまざまなロゴを集めて、どのようなパターンや配色、形、フォントが使われているかを分析すれば、自社のロゴづくりのヒントが得られるでしょう。

Googleなどの検索エンジンの画像検索で「企業 ロゴ」と入力すると、数多くのロゴがヒットしますし、自身が考えているロゴと類似のものがないかを確認する際も非常に便利です。

企業によっては、ロゴの由来などをホームページで公開しているところもあるため、ロゴ作りの参考にもなります。

ロゴを作成する3つの方法

では実際にロゴを作成したいとなった場合、方法は下記の3つがあります。

  • 1.制作会社や個人のデザイナーなど外部に依頼する
  • 2.社内のデザイナーに依頼する
  • 3.作成ツールで自作する

それぞれの方法について具体的に見ていきましょう。

1.制作会社や個人のデザイナーなど外部に依頼する

ロゴを作成する際に、専門の制作会社や個人のデザイナーなどに依頼する方法があります。

制作会社はデザインを専門としているため、ロゴの完成度は高くなるでしょう。
事前にどのようなことをロゴに表現したいかを細かく打ち合わせることで、完成後のデザインのクオリティも上がり理想に近いロゴができるはずです。

ただし、制作会社に依頼する場合はプロに依頼する分、ある程度の予算が必要になります。

個人のデザイナーに依頼する場合は、制作会社と比較して作成費用を抑えられることが大きなメリットです。

ココナラやランサーズなどのクラウドソーシングサイトを使えば、個人で活動しているデザイナーがたくさん見つかります。

ですが、多くの個人デザイナーから1人を選んでロゴ作成を依頼するのは、制作会社に依頼するよりも難易度が高いでしょう。

個人デザイナーに依頼する場合は、その人の過去の制作物をよく見て、デザインの特徴を把握したうえで依頼するとよいでしょう。

2.社内のデザイナーに依頼する

社内にデザイナーがいる場合は、自社内でロゴの作成が可能です。

外部に依頼する場合と異なり、社内のデザイナーは企業の歴史や風土、特徴を理解しています。

さらには、ロゴ作成の詳細について何度も打ち合わせを行うことで、ロゴにさまざまな意味や想いを反映できるのが最大のメリットでしょう。

ただし社員が作成するためデザインが主観的になりがちなので、第三者に評価してもらうなどの工夫が必要です。

3.作成ツールで自作する

ロゴはデザイナーでないと作れないと思いがちですが、下記でご紹介するような作成ツールを用いることで、実は誰でも簡単に自作することができます。

さまざまなロゴ作成ツールがありますが、商用利用が可能であるか、必要とする画素数に対応しているかなどを事前に確認することが大切です。

また、ロゴの文字を日本語で入れたい場合は、作成ツールが日本語のフォントに対応しているかもあわせてチェックしましょう。

初心者店長さんにおすすめ!ロゴ作成ツール5選

上記の通り、作成ツールを使うことでネットショップのロゴを自作できます。
ここからは、初心者でも簡単にクオリティの高いロゴが作れるおすすめの作成ツール5選をご紹介していきます。
ロゴを自作する際の参考にしてくださいね。

(注:英語表記のサイトもあります。多くは直感的な画面操作なので不自由はありませんが、補助としてGoogle翻訳などの利用をおすすめします)

1. TAILOR BRANDS

▼クリックでツールサイトに移動します。
https://www.tailorbrands.com/

提示される選択肢の中から好きなものをどんどんクリックしていき、その分析結果をもとにデザイン候補が編み出されるサービスです。
直感的な操作でロゴが完成するため、時間をかけず簡単に作成できます。

デザイン候補がたくさん出てくるので、ロゴのイメージがまだ固まっていないショップオーナーさまにおすすめです。

【注意】
※英文ロゴにのみ対応したサービスとなります。ロゴ作成にはSNSやメールでの登録が必要です。
※ロゴのダウンロードは有料ですが、作成までは無料で体験可能とのことです。

2. ONLINE LOGOMAKER

▼クリックでツールサイトに移動します。
https://jp.onlinelogomaker.com/

1から自分で作成していく形式のロゴ作成サービス。
ベーシック or プレミアムの2プランから選ぶことができ、ベーシックプランは無料です。日本語は使用できませんがアイコン絵の種類が豊富で、自分のPCにある素材をアップロードして使えるので、自由自在に編集できます。
ロゴの完成イメージがかたまっているショップオーナーさまにおすすめ。

【注意】
※英文ロゴにのみ対応したサービスとなります。ロゴ作成にはSNSやメールでの登録が必要です。

3. LOGASTER

▼クリックでツールサイトに移動します。
https://www.777logos.com/

低解像度のロゴは無料で作成可能。
編集の自由度は他のツールと比べて低めですが、すぐに完成するのが利点です。

また、有料版ではファビコンや名刺デザインもセットで購入できるため、作成したデザインをさまざまな場所で統一させることが可能です。
柔らかい雰囲気を出したいショップオーナーさまにおすすめです。

【注意】
ロゴ作成にはメールでの登録が必要です。

4. Hipster Logo Generator

▼クリックでツールサイトに移動します。
https://www.hipsterlogogenerator.com/

作成のステップが若干わかりにくいのが難点ですが、アイコンや色の組み合わせは無限大。
日本語の使用も可能ですがフォントが1種類しかないので注意。特にアパレルショップさんにおすすめです。

5.Logo Factory

▼クリックでツールサイトに移動します。
https://www.logofactoryweb.com/default_lg.asp?lg=ja

シンプルかつ直感的な操作でロゴ作成ができる無料のツール。

Web上でアイコンやテキストを選択して配置し、完成したロゴをダウンロードして使用することができます。

ダウンロードしたデータは背景が透明になっているPNG形式となっており、サイズも2,700px以上あるため、ネットショップのトップページなど大きなロゴにも使えるでしょう。

メールアドレスの登録も不要で、簡単にロゴを作成することができます。

ただし、日本語のフォントには対応していない点に注意が必要です。

押さえておきたい!ロゴを作成する際の注意点

ロゴを作成する際は、流行にのったデザインにしない、どんなシーンでも使える汎用姓を持たせるなど注意しなければいけないことがあります。

最後に、ロゴ作成時に押さえておくべき注意点を3つご紹介していきます。

流行にのったデザインにしない

ロゴは一度作成すると、10年20年と長期にわたって使用することが多いです。

そのため、作成したときのトレンドばかりを取り入れたデザインはおすすめしません。

場合によっては、ロゴをリニューアルすることもありますが、長年親しまれてきたロゴを刷新して再度定着させるのには時間がかかります。

トレンドを分析することも大切ですが、あくまで参考程度にし、長年使えるデザインを考えましょう。

どんなシーンでも使える汎用性を持たせる

ネットショップのロゴは、Webページや商品のパッケージだけでなく、SNSのアイコンや広告などさまざまなシーンで使用します。

そのため、どのような場面でも使える汎用姓を持たせることが非常に大切です。

拡大しても縮小しても使えるように、色や形、文字などはシンプルでわかりやすいものがよいでしょう。

大きく表示する際は読めるものの、小さく表示すると文字がつぶれてしまうようなロゴのデザインはあまり好ましくありません。

また、運営しているネットショップの人気が出れば、ロゴはそれだけ有名になります。

メディアなどで取り上げられる可能性もあるため、ロゴ作成時に意識してデザインしましょう。

著作権や商標権を侵害しないよう注意する

ロゴ作成時には、他社のロゴの著作権や商標権を侵害しないように十分注意しましょう。

著作権とは、著作物を作った人を保護するための権利です。
商標権とは、登録した商品やサービスの商標(トレードマーク)を使用する権利を独占できるものです。

商標権に関しては、自身が考えたオリジナルのものであっても、先に商標登録したものが独占する権利を得ます。

新たに作ったロゴが著作権や商標権を侵害していると、大きなトラブルに発展する可能性もあるため、必ず事前にチェックしておきましょう。

ロゴ作成を外部のデザイナーなどに依頼する場合、著作権はデザイナーにあるため、ロゴを自由に使うためにも著作権を譲渡してもらうことをおすすめします。

まとめ

今回は、ネットショップの顔となるロゴの作り方について詳しく解説しました。

ロゴを作成することで自社や商品の認知度も上がり、売上アップにつながるでしょう。

ですが、ロゴを考える際にはどんなイメージを持たれたいのか、汎用性はあるのかなど、さまざまな要素を踏まえる必要があります。

ぜひこの記事を参考にポイントを押さえて、ネットショップのイメージに合ったロゴを作ってみましょう。

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よくある質問

なぜロゴを作成する必要があるのですか?

自社のロゴや、商品・サービスのロゴを作ることで、自社が認知され覚えてもらいやすくなったり、売上がアップしたりなどのメリットがあります。ロゴの役割や意味については、こちらの章で詳しく解説しています。

ロゴを作成する際のポイントはなんですか?

何もないところからロゴをいきなり作れませんので、まずは他社のロゴをたくさん見て研究したり、コンセプトやテーマを決めることなどが大切です。そのほかのロゴ作りのコツについては、こちらの章をご覧ください。